学校集会(対立を対話に)
- 公開日
- 2019/02/19
- 更新日
- 2019/02/19
校長室から
2/18・月、インフルエンザによる欠席が続いていたため、、集会が久しぶり行われました。読書感想文や読書感想画のコンクール表彰、学校外活動の表彰等がありました。
また、校長先生が「三方一両損」のお話をされ、4名の先生方がわかりやすく演じてくれたので、楽しい集会になりました。
校長先生の話は、以下の通りです。
時は江戸・元禄時代のこと。左官の金太郎が3両拾いました。3両の落とし主はどうも大工の吉五郎です。しかし、せっかく届けに来た金太郎に対して、吉五郎は「いったん落とした以上、自分のものではない」と受け取りません。ちっとも解決しないので、町奉行所の大岡様に相談します。名奉行で知られる大岡様はこんな裁きをします。
「私が1両出す。1両足すから、3+1で4両になる。これを金太郎と、吉五郎がそれぞれ2両ずつ受け取れ。どうだ。お金を落とした吉五郎は3両落としたが、2両戻ってきたので1両損したことになる。金太郎は3両拾ってすべて自分の手元に残しても良いのに、今2両もらったので1両損する、そしてまた、奉行の私も1両損する。3人とも1両損して平等だろう。これで、それぞれの気持ちを収めよ。よいか。」といって2人を納得させ、解決しました。そして、大岡様は名奉行として益々有名になっていきました。 とさ。
いつも一緒に過ごしていると、つい自分の思いを通そうとしたり、相手を自分の思い通りにさせたりしようとしてしまうことがあります。校長先生は小牧原小学校の児童には、校訓の3つめにあるように「誠実で思いやりのある子」に育ってほしいと思います。