学校日記

10月21日(木)はらっこキッズ

公開日
2021/10/22
更新日
2021/10/22

はらっこキッズ(放課後こども教室)

 緊急事態宣言もあけ、1か月遅れの活動になりました。
 本日は、児童クラブと一緒に、サプライズコラボで、小島りょう先生のピアノ演奏会を体育館で行いました。
 小島先生は全盲の音楽の先生です。ご自分が使用する白杖(はくじょう:白いつえのこと。目の見えない人が目の前の状態を把握するときに使う道具です)やスマホを使って音声で時間を確かめる方法、そして、実際の点字や点字でメモを取るブレイルメモという機会の説明をしていただきました。

(1)クイズ「この音何?!」
 味岡駅をおりたときに何の音がするのかを当てあいました。改めて聞くと、いろいろな音が鳴っていますが、その中でなっているピンポーンという音やチャイムは、目が見えない人にホームはこちらですよと知らせる音だそうです。

(2)質問コーナー
 いろいろな質問が出ましたが、大人代表ではらっこキッズの指導員が質問をしました。「目が見えないのに楽譜が読めるのですか?」では音を聞いて覚えたり、点字の楽譜があるそうで、それを使って覚えるそうです。人一倍耳を鍛えることも大事です。)また、好きな曲はショパンの曲やYOASOBIの曲だそうです。

(3)クイズ「この曲何?!」
 よろこびの歌(ベートーヴェンの交響曲第9番『合唱付き』第4楽章より)を演奏してくださいました。

(4)体験コーナー
 1回目はそのままで、2回目はキッチンペーパーで目を隠してショパンのノクターンを聞きました。視覚が奪われると、その分想像の世界が広がる様子が体験できたと思います。

 最後に鬼滅の刃の紅蓮華を聴いて終了です。
 子どもたちも全盲の小島さんからたくさんのことを学び、気持ちもあたたかくなりました。初めての試みでしたが、みなさんが楽しく参加できました。