5年国語 古典に親しむ 枕草子
- 公開日
- 2019/07/04
- 更新日
- 2019/07/04
5年生の部屋
枕草子 清少納言
「夏は夜。月のころはさらなり、闇もなほ、ほたるの多く飛びちがひたる。また、ただ一つ二つなど、ほのかにうち光りて行くもをかし。雨など降るもをかし。」
(夏は夜がいい。月が輝いている満月のころは言うまでもなく、月が出ていない新月のときでも、ほたるが飛びかっている光景がいい。また、ほたるが1匹2匹と、ほのかに光って飛んでいくのも趣きがある。雨など降るのも趣きがある。)
時代と共に夏におもむきのあるものも変わっていくが、決して変わらない夏の風情というものもある・・・。また、古典の中には、失われた風景を思い出させてくれるものもある。タイムスリップし、過去にいったつもりで古典を楽しみたい。