学校日記

4年道徳 ブラッドレーの請求書

公開日
2019/10/02
更新日
2019/10/02

4年生の部屋

 4年2組の担任の先生が出張で不在ということで、今日は授業研究を兼ねて3年2組の先生が道徳の授業をしてくれました。
 資料名は「ブラッドレーの請求書」という牧師ヒュー・テーケル博士の作品です。子どもたちが今日使っていた資料ではなく、あえて日本版にした「お母さんの請求書」というお話でざっと内容を紹介すると、以下のようです。
 『日曜日の朝、たかしが二階から降りてきて朝食の食卓に付いた時のこと。たかしはお母さんのお皿の横に丁寧にたたんだ一枚の紙を置きました。お母さんはそれを呼んで不思議そうな顔をしましたが、すぐにいつもの優しそうな顔に戻って繰り返しその紙を読みました。
 たかしの置いた紙は次のような内容だったのです。
 「お母さんへのせいきゅう書
 お使い代 100円
 おそうじ代 200円
 おるす番代 200円
 合計 500円」
 読み終わった後、お母さんは何も言いませんでしたがにっこり笑いました。お昼の食事の時になって、お母さんはたかしのお皿の脇に500円をそっと置きました。たかしはそれを見て、上手くいった!と嬉しくなりました。
 ところが、お金と一緒に小さな紙切れが置かれていました。
 たかしが取り上げてみるとそれはお母さんからの請求書でした。
 その紙には次のような内容が書かれていました。
 「たかしさんへのせいきゅう書
 親切にしてあげた代 0円
 病気の時に看病してあげた代 0円
 洋服や靴やおもちゃ代 0円
 食事代や部屋代 0円
 合計 0円」
 たかしははっとしました。
 一回、二回…。たかしは繰り返し読むうちに涙があふれてきました。

 家族の愛情・・・プライスレス!
 さて、子どもたちはどんなことを考えたのでしょうか?