最新更新日:2024/06/11 | |
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2学期終業式「願い」
行事や活動に彩られ、たくさんの思い出とともに2学期が終わりました。保護者や地域の皆様には、いろいろとご支援・ご協力をいただきましてありがとうございました。来年も引き続き、よろしくお願い申し上げます。
2学期の終業式では、私の「願い」も含め、話をしました。 前回の人権集会の話に繋げて、一人一人の「心の持ちよう」「心がけ」について話しました。話題にしたのは、今年の夏、105歳で亡くなられた日野原重明さんです。95歳の時、書かれた「十歳のきみへ」という本で、「十歳の子どもというのは、もう大人なんですよ。あらゆることをピーンと感じる感性を持っているんです」こう述べられています。全く同感です。10歳はもう大人と変わらない二桁の年です。自分の心を自分でコントロールできる年になりましたよという意味もあると思います。10歳になるまでには、お父さんやお母さん、おじいさんやおばあさん、そして先生や地域の方のお話をしっかり聴いて、していいことと、してはいけないことをきちんと区別できる人になる。人として生きていくルールをしっかり理解する、それを10歳までにきちんとやりとげる。10歳になったら、自分で自分の心をしっかりコントロールして、自分の行動には責任をもつ、何が大事なのかをきちんと見極めて、粘り強く努力する。それが、私の「願い」であると話しました。 明治・大正・昭和・平成という時代を生き抜かれた日野原重明さん。人生の先輩からのメッセージには重みがあります。最後に、日野原さんからのメッセージを伝えました。 鳥は飛び方を変えることはできない。 動物は走り方を変えることはできない。 しかし、人間は生き方を変えることができる。 人として成長できるよい年を迎えてください。 「人権」について
人権週間、世界人権デーに合わせて、学校集会で「人権」についての話をしました。
毎年、この話は悩みます。子どもたちにしっかり考えてほしい、身近なこととして受け止めてほしいと願うからです。 今年は、「生きる=命=心」をキーワードとして話を進めました。 妊娠5か月の赤ちゃんの心音を聞かせた時は、その音の力強さに驚く子がたくさんいました。命の大切さ、重さを感じ取ってくれたように思います。 逆境に負けず、命を輝かせ、口に絵筆を加えて素敵な絵を描かれる野田武男さんの話も例に挙げました。 その後、自分自身の心の振り返りを行いました。 自分の良さを認めること(自己肯定感)と相手の良さを個性として認めること、そして、決して「差別」をしないことを強調して伝えました。 最後に、戦争経験者のやなせたかしさん作詞の「アンパンマンのうた」を紹介し、その詩に込められている思いを伝え、全員合唱しました。 みんな、アンパンマンのように「愛と勇気をもった優しい子」に育ってほしいと思います。 |
小牧市立小牧原小学校
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