最新更新日:2024/05/23 | |
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人権講話 ーどんなかんじかなー考えることがすきで学者みたいな主人公のひろくんが、友だちのことを「どんなかんじかな」と思いやる内容です。目が見えない子、耳が聞こえない子、両親を震災で亡くした子が登場します。でも相手の立場に立つと、すごい能力、素敵な可能性があることに気づくお話です。最後にひろくん自身の秘密がわかって心にずしんと響くお話です。 あとがきに作者はこのお話が生まれたのは「難病にも負けず、明るく夢を持って生きるある女の子との出会い」がきっかけとなったことを書いています。心を込めて読みました。 その後で、次のように話しました。 【来週の水曜日12月4日から10日は人権週間です。この人権週間は、「思いやりの心でやさしくなるきっかけの週」です。思いやりとは「相手の立場になってみること」。つまり、相手は「どんなかんじかな」「どんな気持ちかな」と考えることからはじまります。ぜひ、みなさんもお話に出てきた「ひろくん」のように「どんなかんじかな」と相手のことを考えてみよう。いろいろな発見があるでしょう。優しい心が生まれるでしょう。 そんな里の子が集まって、素敵な学校になるでしょう。これでお話を終わります】 里の子の心にうまく届いてくれたでしょうか。そうであることを祈ります。 観劇 感激 ーむすび座さんありがとうー 【校長日記】人形劇「かくれ山の大冒険」は、脚本や役者さんの演技力はもとより、舞台装置、音楽、照明など全ての演出が効果的に駆使され、とても完成度が高い作品です。私自身、今までに味わったことのない感動を覚え、「むすび座やるなあ!」とつぶやいていました。 感じたことを2つに絞って記します。 まず、人形劇について。これは「人形」劇です。その「人形」が人形遣いの手にかかると、命が吹き込まれ、感情が生まれ喜怒哀楽を表します。まるで、魔法をかけられたかのように。照明の効果もあるのでしょうが、黒子の人形遣いの姿が、視覚から消えるのです。写真を見ると、何だか人がいっぱいいるぞ(1体の人形を3人がかりで操るので当然です)と思うのですが、劇中では全く気になりません。それどころか、ないはずの表情まで見えてくるから不思議です。ネコや人物の動きも本物そのものでした。 もちろん、人形遣いの方の技術と連携があるからこそには違いありませんが、それを「むすび座」さんは「観客が自らの想像力を働かせて観ているから」と説明されます。子どもたちの感想にも「人形が生きているようだった」という声がありました。それは、その子が自分の想像力で補っているからに他なりません。逆に言えば、人形劇には「想像力を育む力」があるということです。これはすごいことです。 2つ目に、やはり「生はいい」ということです。映像と違い、目の前で演じられる「生」は、役者さんの息づかいが聞こえ、体温が感じられ、迫力があります。今回も「生の演劇」を通して、子どもたちには学びにつながるたくさんの気づきがあったことでしょう。それは、目前で演じられたからこそに違いありません。 「想像力は人を思いやる心の源であり、自らの人生を切り拓く力となる」ーそんな内容の言葉がむすび座さんのパンフレットに書かれていたように覚えています。劇を観てナルホドと納得し、観劇の素晴らしさを実感しました。むすび座さんありがとうございました。 |
小牧市立北里小学校
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