最新更新日:2024/06/08
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「春休み」に想う(5)『最終回』

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一年の振り返りの第5回です。今回で最終回にします。

今日は「学ぶ姿勢」について考えたいと思います。


最近、ケータイ会社のCMで、こんなやり取りが流れています。

エア勉強をしている生徒たちに
「ふつうに勉強した方がラクじゃない」
と言うと、生徒から
「しても将来役に立たなそうだし」
という答えが返ってきます。


多くの子どもたちが「今勉強していることは、どうせ将来役に立たない」と思っています。
そういう私たち大人も、学生の時はそう思っていましたよね。
たしかに、「因数分解」や「連立方程式」を普段の生活の中で目にすることはありませんし、「古文」や「漢文」を読むこともありません。


子どもたちにとって、「勉強」はテストや入試のためにするもので、「やらされている感」を強く感じているようです。
だから「大人はいいな〜宿題もテストもなくて」という気持ちになりますね。

保護者の皆さんも、学校を卒業した時に「やった〜これで宿題やテストから開放された!」と思いませんでしたか?
しかし実際には、仕事に必要な資格の勉強や、昇格試験のための勉強など、その後もいろいろな勉強が続いた方も多いと思います。


今年度、小牧中学校では新しい取り組みとして「親子で学ぶ夜の小牧中学校」という講座を5回開催しました。

この講座は、すっかり「学ぶ」ことから遠ざかっていた大人たちには、とても刺激になりました。
「学ぶこと」=「新しいことを知ること」ということを実感できました。
「新しいことを知ること」は、とてもワクワクしますね。
これは大人も子どもも一緒だと思います。

「夜の小牧中」に参加して感じたのは、大人になって「新しいことを知る」ことの楽しさです。
自ら「学びたい・知りたい」と思ったことは、やっていて楽しいですし、がんばれますよね。そこには「やらされている感」はありません。


校長先生が、先日こんなことをおっしゃっていました。
「子どもたちに『学ぶ姿勢』を身に付けさせたい」

今は「勉強をやらされている」という状態かもしれないが、自分から「学ぼう」という姿勢に変えていきたい、ということだと思います。
中学生のうちに、そういう姿勢を身に付けておくことは、きっと将来役に立ちます。
来年度の小牧中の先生方の取り組みに、注目していきたいですね。


人は「一生勉強」と言います。
「学ぶこと(勉強すること)」は、大人になってからもずっと続きます。
子どもたちの「イヤイヤやらされている感」を学びに対する「ワクワク感」に変えられるように、私たち保護者が「楽しく学ぶ」大人の姿を見せられるといいですね。

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小牧市立小牧中学校

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