最新更新日:2024/06/08 | |
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「ネット事情に子どもより詳しくなるための勉強会」(4)『最終回』
「ネット事情に子供より詳しくなるための勉強会」まとめ 第4回(最終回)
●情報モラルにおける家庭の役割 石原先生は、「情報教育の中では『情報を活用する力をつけること』と『情報モラル』を教えなくてはならない」というお話をされました。 とくに「『情報モラル』に関しては、家庭の役割が大きい」ということもおっしゃっていました。 子供にケータイやスマホを持たせるかどうかの判断は、保護者がしますね。 その決断をするときに、「ただ子供がほしいと言ったから」という理由ではなくて「子供に安全に使える能力があるかどうか」という判断が必要だよ、と教えていただきました。 安全に使える能力とは ・十分に自律的な存在に成長しているか? ・自由と責任のバランスは取れているか? ・健全なコミュニケーションは可能か? といったことだそうです。 能力は大丈夫ということで、ではケータイを持たせようということになったら、次は家庭でのルール作りが大切です、とのことでした。 ルール作りの3つのポイントを教えていただきました。 1. ケータイを与える前にルールを話し合う 2. ルールを作ったり話し合ったりするプロセスが大切 3. ルールを作って終わりではなく、作ったときからスタート このルール作りに関連して、以前「PTAの部屋」でもご紹介した、アメリカのお母さんが13歳の息子へ贈った「iPhone使用契約書」のお話もあり、一度見てみて下さいと先生はおっしゃっていました。 合わせてご覧下さい。 (PTAの部屋 大人にできること〜親の務め編(2)〜 1/30) まずは子供たちに 「一度発信した情報は取り戻せないこと」 「情報の持つ影響の大きさ」 をしっかり教えて、 「他人を傷つけることに使わないこと」 「とくに個人情報は丁寧に扱うこと」 などのルールを 「必ず守ること」 を約束させる。 子供たちが、約束を守りながら、上手に使っていけるように、私たち保護者が見守っていけるといいですね。 石原先生、貴重な情報をいろいろ教えていただき、ありがとうございました。 「ネット事情に子どもより詳しくなるための勉強会」(3)
「ネット事情に子供より詳しくなるための勉強会」まとめ 第3回
●ケータイやスマホだけではない、ネットワーク機器 手軽で簡単に友達とコミュニケーションを取れるツールとして、「mixi」「LINE」「Facebook」「twitter」など、さまざまなSNSが使われています。 それらのツールを利用するためには、特別な機器がいるわけではなくて、子供が使っている携帯電話やスマホで十分です。 スマホは「手のひらサイズのパソコン」であり、おまけに電話が付いていると考えた方がいいと思います。 さらに盲点なのが、「iPod touch」や「ウォークマン」などのメディアプレーヤーです。 これらは電話ではないので、電話回線につなげることはできませんが、Wifiを使ってインターネットに接続することができます。 Wifi接続してしまえば、あとは「LINE」や「Skype」などのアプリを使って、無料でメッセージのやり取りや通話することができます。つまり電話にもなってしまうのです。 そして、もっと意外な盲点。それはゲーム機です。 「Nintendo3DS」や「PSP」などのゲーム機も、Wifiを使ってインターネットに接続することができます。 ケータイやスマホだけでなく、今はメディアプレーヤーやゲーム機でもインターネットに接続できて、電話と同じように使うこともできる、ということを知っておいてください。 「ネット事情に子どもより詳しくなるための勉強会」(2)
「ネット事情に子供より詳しくなるための勉強会」まとめ 第2回
●ネット上の事件の事例から見えること 【 その1 】 女子中学生がいじめを苦に自殺。 いじめた同級生の実名を書いた遺書があった。 もちろん実名は公表されないが、噂をもとにネット上で犯人探しが始まり、いじめたとされる女子生徒のプロフ(*)の写真を使って「コイツが犯人だ」という情報が書き込まれ拡散した。 *プロフ:プロフィールサイト。無料で自分の自己紹介ページを作成することができ、掲示板やメールのやり取りができる機能もある。数年前に子供たちの間で流行したが、最近はスマホの普及に伴い「LINE」などのSNSへの移行が進み、一時の勢いはないようである。 【 その2 】 女子大生が、バイト先の飲食店を訪れた有名人の情報をツイッタ-に投稿。 数時間後には、この女子大生の本人特定が行われ、彼女がこれまでに書いたツイッタ-やmixi、Facebookなどの投稿を検索してまとめた情報が書き込まれ拡散した。 このまとめには、本人だけでなく家族や友人の顔写真の情報も載せられていた。 翌日の朝刊に、有名人のスクープ記事として掲載され、その日の夜にはバイト先飲食店の代表者が謝罪の記者会見をする騒動に発展した。 【 その3 】 中学校でのいじめで、いじめられていた女子中学生の裸の写真を複数枚撮影し、いじめていた側の生徒が他の同級生にメールで送り拡散した。 当該生徒の持っていた写真は削除したが、さらにどこかへ拡散してしまっている可能性は残る。 その1の事例のように、ネット上では、ある種の正義感のようなものから当該者の特定をしようという動きが出てきます。 昨年の滋賀県大津市の中学生のいじめ自殺問題でも、同様にものすごい勢いで犯人探しが広がり、無関係の人が巻き込まれて誹謗中傷されるということも起きています。 そのことの是非はちょっと横に置いておいて、ここで注意しておきたいことは、情報は蓄積されていくということです。 過去に投稿したメッセージや写真や動画が、思いもよらぬタイミングで引っ張り出されてしまうことがあるのです。 そして、それらの情報は、その後の人生に、計り知れない影響を及ぼすことになります。 石原先生は「ネット上での失敗は、たった一度の失敗が一生涯取り返しのつかないことになる場合がある」とおっしゃっていました。 身の回りの見える範囲のことだけでなく、目に見えない部分にまで影響が広がってしまう危険性を知っておくべきでしょう。 「ネット事情に子どもより詳しくなるための勉強会」(1)
2/27(水)岐阜聖徳大学の石原一彦先生をお招きして「ネット事情に子供より詳しくなるための勉強会」が開催されました。
元々この勉強会は小牧中の教職員向けに企画されたものでしたが、校長先生のご厚意で保護者にも開放していただくことができました。 他校の保護者や、他市の先生にもご参加いただき、有意義な時間となりました。 石原先生のお話の中から、保護者の皆さんへお伝えしたい内容をまとめます。 ●オバマ大統領のメッセージから見えること 2009年アメリカのオバマ大統領が、次のようなメッセージを高校生に向けて述べたそうです。 ********** 若いころには間違いもするし、馬鹿なこともする。しかしフェイスブックに投稿する内容については慎重になってほしい。ユーチューブ時代となった今、君たちが取った行動は、将来いつか引っ張り出されてくることになるのだから。 ********** ほんの軽いいたずら気分で書きこんだメッセージや動画が、もしかしたら、将来自分の首を絞めることになるかもしれない。 そういう危険があるから、慎重に使った方がいいよ、というメッセージです。 このメッセージから見えること 『一度発信されたメッセージは取り返せない』 「コメントを削除すればいいじゃん」「いっそのことアプリのアカウントを削除すればいいじゃん」と思われますよね。 しかし、それだけでは完全に消し去ることはできないのです。 なぜなら ・情報は「複製(コピー)」できます。 私が投稿した写真を自分が削除しても、すでに誰かがコピーして拡散させていれば、それらの全てを消去することは不可能です。 ・情報は「加工」できます。 私の写真を、誰かがコピーして、それをまた誰かが加工して、全く想像もつかないような形で使われている可能性もあります。 『一度発信されたメッセージは取り返せない』ということを意識した上で、SNSを使う必要があることを忘れないでください。 「巣立ちの会」のご案内
3/5(火) 「巣立ちの会」が予定されています。
各学年が今年度を振り返り、この1年の成長を発表する機会です。 また、卒業する3年生やお世話になった先生方への感謝の気持ちを伝える会でもあります。 ● 日程 13:10 〜 13:20 オープニング 13:20 〜 13:35 1年生の部 13:45 〜 14:00 2年生の部 14:00 〜 14:10 1・2年生合同合唱 14:20 〜 15:05 3年生の部 15:05 〜 15:15 エンディング ※写真は、昨年度の「巣立ちの会」です。今年もたくさんの感動が見られることでしょう。 「デジタル・ネイティブ」の危うさ
前の記事で、「デジタル・ネイティブには可能性が広がっている」ということを書きましたが、一方で、デジタル・ネイティブには「危うさ」もあります。
3つの要素のうちの1つ「リアルにつながる」ことは、大切なことです。 ネット上のメールやチャットでのやり取りだけではなく、直接話をすることでお互いをよりわかり合えることもあります。 しかし、それは「危うさと隣り合わせ」なのです。 SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)は、ネット上でコミュニケーションを取るのにとても便利ですが、中には犯罪目的で利用している人が残念ながらいます。 そういう悪意を持つ人物と直接会うことが、どれだけ危険なことか、保護者の皆さんは十分おわかりだと思います。 でも、その判断を子供たちがきちんとできるのか・・・ 少なくとも、子供たちが夢中になっていることについて、保護者も関心を持っていた方がいいですよね。 保護者世代がさっぱりわからなくても、子供世代はどんどん先に進んでいきます。 勝手に覚えて使えるようになるのだから放っておけばいい、ということでなく、私たちも「知る努力」が必要なのではないでしょうか? 何事にも「メリット」と「デメリット」はあるものです。 両方をきちんと意識しながら、自分に合うような使い方をすればいいのだと思います。 以前、「PTAの部屋」でも何度か記事にしましたが、やみくもに「利用禁止」にするのではなく、親子で一緒に「安全に使うためのルール」を考えていくべきではないでしょうか? (PTAの部屋 「LINE」のおはなし 12/25) そんな、悩み多き私たち保護者に朗報です。 学校HPでも紹介されていましたが、明日、小牧中で「ネット事情に子どもより詳しくなるための勉強会」が開催されます。 (ネット事情に子どもより詳しくなるための勉強会 2/25) 今のネット事情を通じて、「メリット」「デメリット」がわかれば、どのようにネットと付き合っていけばいいのか、ということのヒントも見えてくると思います。 ぜひご参加ください。 詳細は、こちら↓のページをご参照ください。 (PTAの部屋 「大人の学び」へのお誘い 1/28) 「デジタル・ネイティブ」の可能性
先日の学校HPに、千葉県のスーパー中学生の講演についての記事が掲載されました。
YouTubeで公開されている、山本恭輔くんの講演は、ご覧になりましたか? (すごい中学3年生の講演を聴きました 2/23) 彼は、昨年「少年の主張2012 全国大会」において「内閣総理大臣賞」を受賞した千葉県立千葉中学校の3年生です。 聴衆を引きつける、すばらしいプレゼンテーションでした。 彼のプレゼンの中で、「デジタル・ネイティブ」(現代の中高生)にとって重要な要素が、3つ挙げられていました。 1. 最先端(常に最先端のものを視野に入れておく) 2. リアルにつながる(会いにいく) 3. 伝える(自分のアイデアは伝えなければ価値がない) 今、我が子たちは、まさに「デジタル・ネイティブ」です。 最先端のテクノロジーを軽々と使いこなし、それらのツールを使って、新しいコミュニケーションを生み出しています。 彼が言うように、従来とは違うアプローチで、新しい技術やモノを創造していくことが、これから求められていくのは確実だと思います。 山本くんのプレゼン映像を見て、彼のようなスーパー中学生は特別な存在だと思われた保護者の方が、たくさんいらっしゃると思います。 「うちの子なんて、ムリムリ!」と思いますよね。 でも、最初からあきらめる必要はないと思います。 インターネットが利用できる環境は、今や家庭や学校だけでなく、街中に広がっています。 ふと疑問に思ったことを、その場ですぐに検索して調べることができるのです。 私たちが子供のころのように「あとで調べましょう」とやっていると、どんどん後回しになって、結局調べることすら忘れてしまうことになってしまいます。 疑問に感じたその時に、すぐに調べた方が記憶に残りやすいですよね。 苦労して調べないと記憶に残りにくい、という説もありますが、調べずに終わってしまうよりも、ましでしょう。 そうやって、興味を持ったことをどんどん追及していくことが、今は誰にでもできる環境にあるわけです。 さらに、同じ興味を持つ仲間を見つけ、交流していくことで、新しい展開が起きる可能性だってあります。 そうです。「デジタル・ネイティブ」の子供たちには、誰にだって可能性は広がっています。 山本くんは、そのような環境を上手に使って「もっと知りたい!」という気持ちを深めて、さらに彼の知識や学んだことを「仲間と共有したい!」という行動につなげていったのだと思います。 彼の情熱や行動力は生まれ持ったものかもしれませんが、家庭や学校などの環境によるところも大きいのではないかと思います。 我が子を、彼のようなスーパー中学生にしよう!と意気込んだところで、しょせん「蛙の子は蛙だから・・・」と現実路線に戻ってしまいますが、子供たちのために、私たちにできる環境整備はしてあげたいですね。 それは、各家庭に高速のデータ通信ができる環境を作りましょう、最先端の機器を揃えましょう、ということでは、もちろんありません。 まずは、子供が興味があることを知る。 バカにしないで、ちゃんと受け止める。 そして、たとえそれがとんでもなく難しく厳しいことでも、なんとかチャレンジできるような方法を一緒に考える。 くじけそうになったら、励ます。 といった、親がふだん子供に対してやっていることが大切なのではないでしょうか。 チャレンジには失敗が付き物です。 失敗に落ち込んだ時に、子供が帰る場所は家庭です。 温かく見守れる家庭づくりが、子供にとって一番の環境整備ではないかな、と思います。 子供たちが、新しい世界で思い切りがんばれるように、そっと背中を押してあげられる親でありたいですね。 ミニ版「ほろほろ通信」 2/24号
ミニ版「ほろほろ通信」 2/24(日)号
******************** 「娘の命日に集まって」 豊田市の50代の女性からの投稿です。 この女性の三女は、中学2年のときに重い病気にかかり、一時回復しましたが、高校受験翌日に再発。その後、一日も高校へ通うことなく、2001年11月23日に亡くなりました。 翌年の命日に、娘の通っていた中学校のバレーボール部顧問の先生が、バレー部のOBや現役部員を連れて、お参りに来てくれました。 「どうして現役の後輩たちが?」と尋ねると、生徒は「部室に、先輩が仲間のために折ってくれた千羽鶴が飾ってあり、それを見て、お参りをさせていただきたいと思った」と答えたそうです。 それが語り継がれ、10年余りたった今でも、命日になると、大勢の後輩たちが女性の自宅に集まるのだそうです。 今は社会人となった同級生たちの姿もあり、仏前でにぎやかに過ごしています。 当初、女性は、元気な子供たちの姿を見るのがつらかったと言います。 しかし、だんだんと励まされ、元気をもらうようになったそうです。 今年は13回忌。女性は、皆さんへの感謝を口にしています。 ******************** 我が子を失う悲しみは、簡単に想像できることではありません。 この女性が、悲しみや苦しみから完全に解放されることはなかったかもしれませんが、娘さんの同級生や後輩たちとの交流の中で、少しずつ心が落ち着いてきたのでしょうね。 これからも、こんな素敵な交流が続くといいなと思います。 協力の輪
東日本大震災から、まもなく2年が過ぎます。
まだまだ復興が進んでいない現状を伝えるニュースを見聞きするたびに、心を痛めています。 先日、学校HPで、宮城県名取市閖上(ゆりあげ)地区の追悼イベントへの協力のため「絵灯篭製作」を依頼する記事が掲載されました。 (東日本大震災3回忌追悼イベント協力の呼びかけ 2/13) 学校から子供たちへ協力の依頼があったので、一生懸命書いている姿をご家庭でもご覧になったことでしょう。 学校への提出締切は本日だそうですが、名取市の観光物産協会の締切は今月末とのことなので、保護者の方々も、よろしければぜひご協力ください。 協力依頼の輪は、他校にも広がっていました。 先日「PTAの部屋」でも話題にした「愛される学校づくりフォーラム」の開催団体である「愛される学校づくり研究会」に玉置校長先生は参加されています。 今回の協力依頼を、校長先生が他の会員の方々へもお伝えしたようです。 その中のお一人である「一宮市立尾西第三中学校」の長谷川校長先生が、ご自分の学校で協力を呼び掛けていただいた結果、たくさんの絵が集まった、という記事をHPにアップされていました。 ●2月22日(金)絵灯篭の絵 ぞくぞくと 【一宮市立尾西第三中学校HP】 このように協力の輪がどんどん広がっている様子を、学校HPを通して知ることができるのは、本当にすばらしいことですし、とてもうれしく思います。 たくさんのご協力をいただき、ありがとうございました。 絵灯篭の目標数に達するといいですね。 協力して下さった皆さんの心が、閖上(ゆりあげ)地区の皆さんに届きますように。 給食の思い出
3年生が給食を食べられるのも、残すところ10日あまりとなりました。
9年間お世話になった給食とも、もうすぐお別れですね。 当たり前のように食べていた給食ですが、もう食べられなくなると思うと、ちょっぴりさみしい気持ちになりませんか? 最後まで、感謝の心を忘れずに、おいしく食べて下さいね。 「今日の給食」を見ていて、意外に思ったことがあります。 (2月20日の給食 2/20) 1年生が「中華めん」の食べ方がわからず苦労していた、というお話です。 私たち保護者が子供だったころの給食にも「ソフトめん」というメニューがありました。 現在は、毎日、全員が箸を持参していますが、当時は「先割れスプーン」といって、スプーンの先が3つに分かれている(写真は4つに分かれていますが)、スプーンとフォークが合体したようなものを使っていました。 ソフトめんの時は、「今日の給食」で林先生が書かれているように、先割れスプーンを使って、めんを4等分に切り分けて食べていました。 誰かに教わったことなのかは定かではありませんが、みんなそうやって食べていました。 ですので、今の子供たちも、当然そうだろうと思っていましたが、どうやら違うようです。 たしかに、我が子に「めんの食べ方」を教えた記憶はありませんが、あまりにも普通にやっていたことなので、当然知っているだろうと思い込んでいて、ちょっと新鮮な驚きでした。 保護者の皆さんは、給食にどんな思い出がありますか? 米飯給食が始まったころ、牛乳とご飯の食べ合わせが苦手だったこと。 牛乳の紙キャップがうまくはずれなくて、牛乳に指がドボッと入ってしまったこと。 「残さず食べなさい」と先生に叱られるので、嫌いなおかずをこっそり隣の子のお皿に移したこと。 楽しい思い出も、ちょっと嫌な思い出も、いろいろありますね。 大人どうしで給食の話をすると、年代がバレます(笑) 地域によっても、給食事情はいろいろ違っていておもしろいですし、給食の話題はとても盛り上がります。 子供たちが大人になった時、どんな「給食の思い出」を持つのでしょうね。 いつか彼らが親になり、今の私たちのように「給食の話題」で盛り上がる時、その子供たちはどんな給食を食べているのかな、と想像したら楽しいですね。 やっぱり「給食」って、スゴイです。 ※写真は、Wikipediaから引用しています。 「愛される学校づくりフォーラム」に想う 〜保護者の視点で(2)〜
フォーラム前半では、劇で校務の情報化への提言をされた、と記事には書かれていました。
今、先生方の事務処理の大変さが問題になっています。 さまざまな事務処理に追われて、本来やるべき仕事である授業の準備などに、思うように時間がかけられない、という話をよく聞きます。 今後、校務の情報化が進んで、少しずつでも先生方の事務処理にかかる負担が減るようになっていくといいなと願っています。 そして、授業以外でも、先生方がもっと子供たちと接する時間を作れるといいですよね。 私たち保護者も、先生方の負担を減らすために、お手伝いできることがあるはずです。 例えば、学校への提出書類について、期限を守ること。 内容をしっかり確認して提出し、不備をなくすこと。 あるいは、集金についても同様ですね。 「ABCDの原則」は、学校任せにしておくことではありませんね。 私たち保護者がきちんと模範を示すことで、子供たちに伝えていかなければならないことでもあります。 子供に「ちゃんとしなさい」と言う前に、まずは保護者が「当たり前のことをバカにしないでちゃんとやれる大人」になりたいですね。 「愛される学校づくりフォーラム」に想う 〜保護者の視点で(1)〜
2/16(土)東京ビックサイトで「愛される学校づくりフォーラム2013 in 東京」が開催され、校長先生が主催者として参加されたという記事が学校HPに掲載されました。
(「愛される学校づくりフォーラム2013 in 東京」に登壇 2/17) 参加者への提供資料も公開されていますが、ご覧になられましたでしょうか? そこには、校長先生が小牧中HPで実践されていることについて、どのような考えで取り組まれているのかが、わかりやすくまとめられています。 (【資料提供】学校ホームページの新展開 2/17) すべては「学校についてよく知ってもらいたい」という思いからの、積極的な情報提供です。 学校の考え方がよくわかる。学校での子供の様子がよくわかる。 ↓ 保護者は安心する。学校への信頼感が生まれる。 という、よい循環が生まれます。 学校と保護者の信頼関係が築ければ、問題解決もスムーズにいきます。 しかし、学校からの情報提供は、良いことばかりではダメだと思うのです。 もしも問題があるなら、それも情報として知らせてほしい、というのが保護者の思いではないでしょうか。 小牧中HPのすばらしさは、まさにそこにあります。 例えば、体育大会後のアンケート結果で、保護者から苦情ともいえる意見があったことをきちんと公表し、来年度への検討事項とすることも公表されていますし、地域の方から登下校のマナーについての苦情があることも率直に公表されています。 また、スキーの生活での生徒指導の場面のように、問題があった場合にどのように指導したか、ということも公表して下さいました。 そのようなマイナスと思われる情報も公開するからこそ、保護者は本当の学校の実態を把握することができ、学校への確かな信頼感を持つことができるのだと思います。 学校HPを週4回以上更新する学校は、全国では7%しかないそうです。 そして、一週間のうちに一度も更新されていない学校が、なんと半数以上なのだそうです。 小牧市内の小中学校は、ほとんどが毎日のように更新されていますので、この数値の低さは驚くべきことですが、全国的に見ると小牧市が特別で、とても貴重だということがわかります。 今まで「PTAの部屋」でも、何度も「小牧中のHPはスゴイ!」と言ってきましたが、よくおわかりいただけると思います。 毎日、学校のHPを見る楽しみが味わえないなんて、同じ保護者として、本当に気の毒だなと思います。 保護者側からも、「もっと学校HPの更新をしてほしい!」と声を上げてもいいのではないでしょうか。 愛される学校づくり研究会の活動を通して、全国の学校でHPが「学校と保護者をつなぐ」ツールとなるような流れが広がるといいなと思っています。 これからの小牧中HPからも、目が離せませんね! 3年生の皆さんへ 〜保護者からも応援〜
今日の学校HPの記事に、とてもうれしい写真を見つけました。
公立高校の推薦入試日であることをお知らせする記事です。 (公立高等学校推薦入試 2/18) 写真には、「湯島天満宮」と「上野天満宮」のお札が写っています。 とくに3年生の保護者の皆さんはよくご存じだと思いますが、「天満宮=天神様」は、学問の神様です。 きっと、小牧中の3年生も、大勢が「合格祈願」に出かけたことと思います。 調べてみると、「湯島天満宮」は東京都文京区、「上野天満宮」は名古屋市千種区にあります。 おそらく3年生の先生方が、わざわざ3年生の皆さんの合格祈願のために、足を運んでいただいたのだと思います。 保護者として、とても感激しました。 ありがとうございました。 1月下旬の私立高校の推薦入試から始まり、3月中旬の公立高校の一般入試、その後の定時制高校の入試まで、3年生には試練の春が訪れています。 子供たちは、それぞれ自分たちが努力した成果を発揮できるように、精一杯がんばっていますね。 そして、一足先に「合格」の花が咲いた生徒たちは、まだ受験の真っ最中にいる仲間たちを気遣い、心を込めた応援のメッセージを送りあっているようです。 私たち保護者は見守ることしかできませんが、こうして先生方や仲間たちからステキな応援を受けている子供たちが、ちょっぴりうらやましく感じられますね。 良き師、良き友に恵まれた小牧中の3年生。 最後まで、力いっぱいがんばって下さいね! 保護者も応援しています。 ミニ版「ほろほろ通信」 2/17号
ミニ版「ほろほろ通信」 2/17(日)号
******************* 「一番の親孝行は何だろう」 春日井市の三十代の女性からの投稿です。 この女性は19歳のときに実家を出て、気ままなフリーター生活を楽しんでいたそうです。 実家の近くだったが、年1,2回しか帰らなかったとのこと。 23歳のとき、海外旅行中にホテルに「父親が倒れた」という連絡が入り、慌てて帰国後病院へ駆けつけると、父親は脳梗塞で会話もできない状態だったそうです。 女性は「なぜ、もっと家に帰らなかったんだろう」「お父さんの晩酌に付き合ってあげればよかった」と後悔するばかりで、考えてみると父親とゆっくり話した記憶もなかったと気付きました。 父親は、職場の同僚にいつも娘であるこの女性の話をしていたそうで、自分のことをそんなにも考えていてくれたのだと思うと、涙がこぼれました。 女性は「親孝行をしよう!」と思いましたが、何をしたらいいかわからない。考えた結果、「私が充実して幸せな人生を送ることだ」という答えを出しました。 心機一転、就職し仕事に打ち込み、その後は海外留学やワーキングホリデーで英会話をマスターし、この春から子供たちに英会話を教える教室を開校する準備中だそうです。 女性は「開講したら、父親を教室に連れて行って報告したい」とはりきっています。 ******************** 「親孝行 したいときには 親はなし」 皆さんも、親のありがたさを身にしみて感じたことがあると思います。 とくに、自分が親になって、改めて親の苦労がわかった、という経験をしてきたのではないでしょうか。 「親孝行」に早すぎる、ということはありません。 後悔しないために、今からでもできることを考えて、実行に移せるといいですね。 また、親に対してだけではなく、家族たちや、まわりで支えてくれている人々に、いつでも「ありがとう」の気持ちを持っていられるといいですね。 漢字、読めますか?書けますか?
以前「PTAの部屋」でご紹介したこともある、木曽川中学校のHPに、気になる記事を見つけました。
「漢字の学習」というタイトルで、校長先生が書かれた記事です。 (2.15 漢字の学習≪校長室≫) 記事の中で、中学校を卒業するまでに学習する漢字の数は「およそ2,000字」となっていました。 (小学校では1,006字、中学校では939字、合計1,945字) 私たち大人が義務教育を受けていたころとは、若干数の増減はあると思いますが、当然、これくらいの数の漢字が「読み・書き」できるはずですよね。 しかし、実際には「読めない」「書けない」「読めても書けない」というのが現状だと思います。 上の記事にあるように、パソコンの普及で、すっかり自分で文字を書く機会が減りました。 さらに、ケータイやスマホでのメールのやり取りが浸透して、手紙を書くこともほとんどありません。 「便利になること」は、こうして「なにかを失うこと」でもあります。 テレビを見ていて、アナウンサーが漢字の読み間違いを指摘される場面をご覧になったことはありませんか? 「原稿を読むプロ」であるアナウンサーでさえも、漢字が読めない時代になってきています。 これだけパソコンやケータイが普及しても、正式な書類は「手書き」のものがほとんどです。 3年生たちは、高校入試に向けて「入学願書」を書きましたが、それはすべて手書きでした。 保護者も、子供の学校関係の書類は、手書きで書くことがほとんどですね。 そうした時に「誤字・脱字」が多いのは、やはり恥ずかしいことだと思うのです。 子供たちには、せめて学校で習う漢字の「読み・書き」の修得はさせておきたいものですね。 そして、私たち大人も、子供たちに負けないように、日頃から意識しておきたいですね。 「新聞を読む」「読書をする」「手紙を書く」どれも、漢字を覚えるには良い方法です。 面倒がらずに、ちょっと始めてみませんか? 学校への信頼感(3)
「小牧中の生徒たちは、落ち着いていて、意欲的で、ここの生徒と授業をやってみたい」と、先日ご来校いただいた角田先生や大阪の先生に言っていただいた、という記事が学校HPに掲載されていました。
(角田明先生を招いて学校診断を受ける 2/5) 先に書いた「学校への信頼感(2)」のように、先生方の日々の取り組みのおかげで、子供たちは落ち着いた雰囲気の学校で学ばせてもらっています。 学校HPで紹介される子供たちの姿は、どれも生き生きと楽しそうで、見ていて安心できますね。 ただ、「学ぶ姿勢」がすばらしいのはうれしいことですが、学力はどうなのか、というのも気になるところです。 それは高校入試に関連していることです。 3年生になり受験生となれば、当然入学試験を受験しなければなりません。 その時には、他校の生徒と一緒に受験で戦わなくてはなりませんが、そこで「中学校のレベル」という話が出てきます。 保護者の中には、学習塾などで「小牧中のレベルは、市内の他の中学校と比べてあまり高くないので・・・」という話を聞いた方がいらっしゃると思います。 生徒数が多いこともあり、生徒の学力差がつきやすいのかもしれませんが、保護者としてはちょっと気になることではあります。 先日の角田先生の講演会で「学ぶことは、気付くこと」というお話があり、学校のテストの評価だけがすべてじゃないよ、と教えていただきました。 このことからも、「学び」の効果はすぐには表れてこないものなのだろう、ということがわかりますね。 小牧中では、もともとの「学び合う学び」をさらに強化するために「鍛える学び合う学び」に取り組んでいます。 それは、まさに先生方の本分の仕事である「生徒の学力向上」のための取り組みだとお聞きしています。 これから、さらにそちらへも力を注いでいただいて、「小牧中のレベル」が上がっていくのが楽しみですね。 「学校が落ち着いていること」は、先生方が「本分の仕事に注力できること」でもあります。 生徒指導などに取られる時間が少なくなれば、その分教科の指導の準備に時間がかけられるわけです。 そんな良い相乗効果を生み出している学校に、厚い信頼を寄せています。 ルリビタキのカップル(左の写真が♂、成長すると♂は体全体の羽がルリ色になるそう)@趣味’sブログ 学校への信頼感(2)
先週行われたPTA全委員会の際に、校長先生からあったお話について、先日記事を掲載しました。ご覧いただけましたでしょうか?
(2/9 第6回全委員会(2) 〜校長先生のお話〜 2/10) 昨年から今年にかけて、全国で学校と教師や生徒を取り巻く、さまざまな問題が噴出しています。 「いじめ」「体罰」「自殺」どれも、心が痛むことばかりです。 そのような問題をメディアの報道で知るたびに「うちの子の学校は大丈夫だろうか・・・」と心配になるのが保護者です。 思春期の子供たちは、学校の様子を家で話してくれることは、ほとんどありません。保護者は、どんどん不安になります。 そんな時に頼りになるのは、やはり学校からの情報発信ですよね。 上の記事にあるように、校長先生が学校の対応方針をきちんと示していただけることは、保護者の安心につながり、学校への信頼感が持てるようになります。 小牧中学校は、800名以上の生徒が通っているマンモス校です。 小さなトラブルはあって当然だと思います。 それを見逃さず、しっかり子供たちと向き合って対応していただける先生方がいるからこそ、大きな問題にならずに済んでいるのでしょう。 先生方が連携して子供と接して下さることも、保護者の安心につながっています。 「子供が、元気に楽しく学校へ通うこと」全ての保護者の願いです。 それを実現するために、日々がんばっておられる先生方が小牧中の先生方なのです。 ジョウビタキのカップル(胸が濃いオレンジなのが♂)@趣味’sブログ 学校への信頼感(1)
先日学校HPに、3月に「進路説明会」を開催します、という記事が掲載されました。
(2年生を対象とした進路説明会開催案内 2/12) この記事の中で、例年は10月に開催していた「進路説明会」を、今回は早めに実施する理由が説明されていました。 実は、昨年10月に開催された「進路説明会」は、参加した3年生の保護者からは不評でした。 上の記事にもあるように、高校の学校見学は、主に夏休み中に行われ、子どもたちは自分で計画を立て、興味のある学校への見学に出かけていきます。 10月という時期は、だいぶ自分の志望校が固まってくる時期でもあります。 その時期なら、自分の子どもが希望する学校の話が聞きたい、というのが保護者の想いです。 そういう時期に、「公立校」「私立校」「専門学校」「専門科」などから代表校をお招きして、総体的な学校の特色のお話をしていただいても、自分が「受験したい」と思う学校の話ならまだしも、選択肢に入っていない分野の学校の話まではあまり意味がないのでは・・・というのが、多くの保護者の意見でした。 しかし「進路説明会」の主旨は、とても意義のあるものだったと思います。 中学校卒業後の進路にはいろいろな選択肢があること、「高等学校」と一口で言いますがいろいろな種類があることなど、進路選択を考える上で、とても役に立つ内容だったと思います。 「時期が悪かった」ということだと思うのです。 他校では6月ごろに同様の説明会が実施される、というお話を聞いたこともあり、願わくばもっと早い時期に実施していただきたかった、と残念に思っていました。 あとで先生方に伺ったところ、「保護者の意見はよくわかる。学校行事等の関係で、時期を早めることができなかった。来年度の検討事項にします」とおっしゃっていました。 そのような経緯を踏まえての、「3月開催」です。 保護者の想いをしっかり受け止めていただいて、迅速に対応していただいた学校の配慮に、感謝で頭が下がります。 こういう学校の姿勢が、保護者の学校への信頼感につながっているのです。 2年生の保護者の方はもちろんのこと、1年生の保護者の皆さんも、お時間の都合がつくのであれば、ぜひ参加されるとよいと思います。 「まだまだ先の話・・・」と思われるでしょうが、あっという間に受験生になってしまいます。 私たち保護者が受験生だった時代に比べて、受験のシステムも変わっていますし、高校も名称が変わっていたり、偏差値が驚くほど上がっていたり、とわかりにくくなっています。 早めの情報収集をお勧めします。 小牧山のヤマガラ@趣味’sブログ 2/5 入学説明会 角田明先生講演会 『おまけ』2/5 入学説明会 角田明先生講演会(3)
「角田明先生 講演会」まとめ 第3回(最終回)
角田先生のブログ(歩禅記)はこちら ●子供の成長に親が負けないこと 角田先生から、さらにこんなお話がありました。 「中学校の3年間はとても大事な3年間ですよ。義務教育から卒業すれば、すぐに社会の洗礼を受けます。今は意気揚々とされているかもしれないが、3年後は失意のどん底にいるかもしれない」 「人生に失敗はつきもの。自分もたくさん失敗してきた。でも失敗は悪いことばかりじゃない。子供が失敗した時に、温かく見守ってやるのが親の役目です」 保護者の不安が倍増するようなお話です。 しかし、これもまた真実です。 それだけ中学校生活は、いろいろな意味で大切であるとわかりますね。 では、そんな思春期の子供たちに対して、親はどのように対応していけばいいのか、ということを、先生はこのようにおっしゃいました。 「中学校は小学校での評価とまるで変わる。小学校までは良くできていたのに、なんで中学になったら…ということになりますが、その真意を確かめて欲しい。本当に真の学びができているかどうかを確認してあげられる親であって欲しい。一番大切なのは、子供の成長に親が負けないこと」 「学ぶことは気付くこと」と先生はおっしゃいましたが、本当の学びは、学校の成績では評価できるものではない、ということだと思います。 そして、日々学び成長している子供たちに負けないように、親もともに成長することが大切だということを教えていただきました。 子供たちの中学校生活の3年間は、あっという間に過ぎ去ってしまいます。 たった3年間の中で、楽しいこと、つらいこと、うれしいこと、苦しいこと、いろいろな出来事が起きます。 その時その時を大切に、子供と一緒に歩いていこう!という勇気をいただきました。 角田先生、本当にありがとうございました。 |
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