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最新更新日:2024/06/08 |
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9/15 第4回 全委員会(2) 〜校長先生のお話〜![]() とても良いお話でしたので、ご紹介します。 ●始業式の式辞より 1学期の始業式の式辞では「ABCDの原則」について話しました。 A:当たり前のことを B:馬鹿にしないで C:ちゃんとできる人が D:できる人 機会あるごとに、子どもたちに話をしてきた、とても大切なことです。掃除の様子や、トイレのスリッパがきちんと並んでいることなど、子どもたちは、しっかり取り組んでくれていると感じています。 2学期の始業式の式辞では「3つの言葉」について話しました。 -知りません(知らないことは恥ずかしいことではない) -教えて下さい(誰に教えてもらえばいいのかを見極める力) -お願いします(気持ちよく教えてもらうために大切な言葉) 小牧中学校が目指す「学び合う学び」の実践のため、今学期はこの3つの言葉を大切にしていきたいと思います。 ●いじめへの対応について いじめの問題について、心配されている保護者の方が多いと思います。 小牧中学校では、教員に向けて「いつも子どもと接している先生がアンテナを高くしていること」を話しています。 子どもたちにアンケートを実施し、早期に対応を進めています。 また、職員間のコミュニケーションを大切にし、情報を共有できる体制づくりを進め、地域や保護者とのコミュニケーションについても積極的に取り組んでいます。 ●キャリア教育について キャリア教育ということから「未来の大人たちへ」という企画を、ホームページで進めています。 小牧中学校に縁のある地域の方から、生徒たちへのアドバイスをいただいています。 皆さんのお話しに共通するのが「大切なのは素直さ」ということです。 学校でも、子どもたちの興味のあること、関心のあることを伸ばしていくような教育を進めていきたいと考えています。 ●これからの教育活動について 今後の教育活動の柱として「命」をテーマに考えています。 いじめによる自殺の問題もそうですが、子どもたちに「命」について考える機会を作ることは、とても重要なことだと考えています。 ●親子で学ぶ夜の小牧中学校について 「第3回親子で学ぶ夜の小牧中学校」が10/28(日)に開催されます。 今回はコラムニストの志賀内泰弘さんをお迎えして「幸せになる3つの方法」と題して、人生の歩み方について学びます。 今回は内容が盛りだくさんのため、開催時間を「18:30〜20:30」の2時間に変更します。 ぜひご参加下さい。 ※写真は、教頭先生から連絡事項の説明を受けている時のものです。校長先生の写真でなくてごめんなさい。 9/15 第4回 全委員会(1)![]() ●議事内容 1. 経過報告・今後の予定 2. 依頼事項 3. 連絡事項 各委員会からの活動報告、今後の活動予定の連絡がありました。 その後、動員依頼についての協力をお願いしました。 お忙しい中ですが、多数の委員の方々にご参加いただき、ありがとうございました。 9/15 『専門委員会』 広報委員会![]() ●議事内容 1. PTA新聞「牧中PTA 第99号」編集会議について 9/15 『専門委員会』 生徒指導委員会![]() ●議事内容 1. 10/10(水)、11/12(月)朝の登校指導について 2. 10/13(土)、11/10(土)ジュニア奉仕団支援について 9/15 『専門委員会』 教養委員会![]() ●議事内容 1. 10/12(金)教養講座について 2. 11/1(木)〜2(金)文化祭について 9/15 『専門委員会』 環境委員会![]() ●議事内容 1. 9/15(土)校内除草作業 2. 2月上旬 校内花壇整備作業について 9/15 『専門委員会』 保健委員会![]() ●議事内容 1. 10/1(月)リサイクル販売準備 2. 10/17(水)給食試食会について 9/15 総務委員会
9/15(土)多目的室にて、第3回総務委員会が開催されました。
●議事内容 1. 全委員会の概要・役割分担について 2. 各委員会の経過報告 3. 連絡・依頼事項 2学期は行事も多く、複数の動員依頼が来ているため、そのご協力をお願いしました。 新しい取り組みとして、 ・9/22(土)体育大会・携帯アンケート ・10/1(月)進路説明会・修学旅行の合唱ビデオ上映会 ・11/1(木)「文化祭・夜の学校開放」 の説明がありました。 それぞれの詳細については、別の記事でアップします。 ![]() ![]() ![]() 「第2回夜の小牧中学校」で大人の学び(3)![]() PTA懇親会「大人の学び」(その3)【最終回】 統計学者から学ぶ世間の統計のごまかし 〜愛教大・青山和裕先生とともに過ごす〜 ●日本の先生はスゴイ! 「日本の先生は、本当にスゴイ! 他の国の先生は、定時にはさっさと帰る。残業させようものなら、ストライキが起きる。事務仕事もやらない。先生の仕事は、教えることだけ、という考え方。だから、他国の先生は、一方的にやり方を教えるだけ。 一方、日本の先生は、とにかく仕事が多すぎる。授業に関わること以外に、事務仕事も多い。 日本の先生は、授業に関しても取り組む姿勢がすばらしく、子供たちから発言や学びを引き出す工夫をされる。外国では考えられないことだ。 世界中、どこをみても日本の先生のように、勉強熱心な先生はいない」 いろいろな国の教育事情に詳しい青山先生ならではの視点で、いかに日本の先生がすばらしいか、ということを教えていただきました。 私たちは当たり前のように考えていた「熱心な先生の姿」が、世界の中では、実はとてもまれな存在だということに驚きました。 そんな、勉強熱心で一生懸命に取り組んでおられる先生方から学ぶ子供たち。とても幸せなことですね。 私たち保護者も、「がんばる先生」を応援していきたいと思います。 ●教科書の執筆 「教科書の執筆もしています。 教科書ができるまでには、とても長い時間と手間がかかっていて、教科書として採用されると、すぐ次の教科書の作成に入るのです。啓林館の教科書に執筆者として名前が出ています」 教科書は、当然ですが、一人で全部執筆するわけではなくて、複数の著者との共同作業になるそうです。 自分の担当部分だけでなく、全体のいろいろな調整も必要なので、とても手間がかかるそうです。 そして、お金も時間もたくさんかかっています。 日本では、教科書は無償で配布されるものですが、こういう作る側のご苦労もよく考えて、子供たちには大切に扱ってほしいなと思いました。 すばらしい「大人の学び」の時間でした。 ぜひ、今度は小牧中学校の生徒たちに「数学のおもしろさ」を教えにきていただけるとうれしいです。 青山先生、本当にありがとうございました。 「第2回夜の小牧中学校」で大人の学び(2)![]() PTA懇親会「大人の学び」(その2) 統計学者から学ぶ世間の統計のごまかし 〜愛教大・青山和裕先生とともに過ごす〜 ●社会の変化 「今の若者たちは、有名大学を出ていても、自分で考えて仕事ができない。協調性に欠けていて、チームとして仕事ができない。少しプレッシャーをかけられると、すぐ辞めてしまい、長続きしない」 バブル経済がはじけたころから、企業が求める人材と、教育の方向にズレが出てきました。 企業は、学力重視では、求める人材は得られないということに気付いています。 しかし、教育現場では、相変わらず「受験対策」の授業が行われ、子供の人間性や社会性を育てることに、あまり積極的ではないように見えます。 先生も子供も、時間に追われてしまい、そこに力を入れる余裕がないのでしょう。 「企業にとっては、新しいアイデアを生み出せる人が必要。 アイデアを生み出すには、表面的なことだけでなく、その先を見通せる力が必要。 教育にも、それが求められている」 今の企業は「チーム」で仕事ができる人材を求めています。 平均的にできる、という人よりも、こんな個性がある、こんな特技がある、といういろいろな人が集まって、それぞれが得意分野を発揮して仕事をすることが求められているのです。 「しかし、実際にはとくに高等教育(高校、大学)では、いまだに点数化しやすい学力に重点を置いた教育が行われている。 その点、小中学校は、もう少し変化の余地があり、単に学力を伸ばすだけでなく、人と関わることの大切さや、興味のあることを伸ばす工夫なども行われている。 これからは、問題を表面的にとらえるだけでなく、その先を読み解く力をつけるような教育を進めていく必要がある。 そのためのお手伝いをしていきたい。 先生が実際に授業をやる時の、ヒントになるような情報提供をしていきたい」 「変わろう、変えなければ」という動きは、少しずつ出てきているようです。 しかし、まだ目に見える形になっていない状態なのでしょう。 青山先生が情熱を持って取り組んでいらっしゃる、現場の先生との共同研究が、もっともっと広がっていくといいな、きっと変わっていくだろうな、と楽しみにしています。 「第2回夜の小牧中学校」で大人の学び(1)![]() PTA懇親会「大人の学び」(その1) 統計学者から学ぶ世間の統計のごまかし 〜愛教大・青山和裕先生とともに過ごす〜 本講座が終了後、青山先生を囲んで、PTA役員との懇親会を開催しました。 とてもわかりやすい講座内容に、一同すっかり感心しましたが、その後の懇親会では、さらに詳しく、子どもたちを取り巻く教育の現状についてお話を伺い、貴重な体験となりました。 懇親会での青山先生と私たちPTA役員との会話の中での、印象的な言葉のいくつかをご紹介したいと思います。青字が青山先生のお話です。 ●数学はおもしろい 「数学は答えがすっきり出るのがいい。そして、その問題や答えの先を考えるのがおもしろい」 「数学なんて勉強したって、将来役に立つのか?」と思っている子供たち、たくさんいるのではないでしょうか? 大人の皆さんは、どう思いますか? たしかに、因数分解や連立方程式を、日常生活で使うことはまずありませんね。 しかし、今日の講座で、「数学は生活の役に立っている」ということが実感できました。 内容は「統計学」という分野ですが、今日の講座で扱った題材は、私たちが日常的に目にしている「広告」や「ニュース」などでした。 これは、私たちは日頃から「数学的なもの」に接している、ということですね。 とかく数学は、公式を覚えていっぱい計算をして・・・というイメージで、苦手意識を持つ人も多いものです。 ほとんどの人は、「答えが出たらおしまい!」となってしまうところですが、青山先生のおっしゃるように「その先を考える」ことで、数学的なことだけでなく、言葉の意味を考えるなら国語、問題の背景を考えるなら社会、事実の裏付けを考えるなら理科・・・というように、いろいろな教科の力も合わせて磨かれるのだと思います。 先生のお話を聞きながら、 ・数学は単に計算するだけでなく、とても奥が深くて、おもしろい教科だよ ・数学は日常生活の中で、いろいろと役だっているよ という青山先生のメッセージがよくわかりました。 ●数学がおもしろくなくなってしまう理由 「本来、数学はおもしろいもの。それがどうしておもしろくなくなってしまうのか?それは、センター試験を象徴する受験制度の中で、数学が、いかに短時間でたくさんの問題を解いて解答用紙を埋めるか、という技術を学ぶ教科になってしまっているからだ」 戦後の高度経済成長の時代、学力はその人の資質を測るのに、とても重要な指標でした。 子どもたちの全体のレベルを上げるために、画一的な教育が行われ、親も子も「有名な学校へ行って、有名な会社に入ることが幸せへの唯一の道」と信じて疑いませんでした。 企業も、学力重視で判断していました。 そういう世の中で、いかに受験をうまく乗り切るか、ということに注力した教育が行われてきました。 その結果、青山先生がおっしゃるような、「本来の数学の楽しさ」を子供に教えることができない学校になってしまったのですね。 とても残念なことではありますが、これは私たち保護者や小牧中学校だけで解決できることではありません。 その先の高校、大学、企業・・・まさに国全体で取り組まないと、この受験システムを変えることは難しいでしょう。 しかし、青山先生のように、こういった教育に疑問を持たれて、なんとか変えていかなくては!と考えておられる先生方がいらっしゃるのは、とても心強いですね。 青山先生のようなすばらしい先生に教えてもらう、これからの先生たちが、力を合わせて、変えていってくれることを期待したいと思います。
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小牧市立小牧中学校
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