校 長 室
ゲストティーチャーをお招きして(2)

  3年生の社会科「昔の話を聞こう」では、4人の子どもたちのおじいさん、おばあさんに来ていただき、4つのテーマでお話を聞くことができました。

  「昔の遊び」の話では、子どもたちの知らないものを含め、たくさんの遊びを紹介していただきました。ベーゴマ、竹トンボ、お手玉は実物を見せていただきました。また、ハンカチ取りと長馬乗りは遊び方の説明があり、代表の子どもたちが実際にやってみました。子どもたちは、自分たちがやったことのない遊びに興味津々。楽しい一時でした。

 「昔の学校」の話では、1学級70名近くの児童がいたこと。そして、校区が広かったので、1・2年生は大野分教場へ通い、3年生になると篠岡小学校に通ったこと。また、教室には「よく学び よく遊べ」の額があり、子どもたちが、先生の話を良く聞き、みんなで、元気に外で遊んでいたこと。鐘の音が授業の合図だったことなどのお話がありました。子どもたちは、自分たちの学校生活とたいそう違う様子に驚いていました。

  「昔の農業について」は、50年ぐらい昔の長野県の農家のお話でした。当時は車は無く、荷物を運んだり、田畑を耕すのは家で飼っている牛と馬だったこと。他にウサギ、ニワトリ、ブタ、ヤギ、ヒツジなどを飼っており、餌になる草刈りは子どもたちの仕事だったこと。早朝から日が暮れても続く農家の仕事、そして、子どもも家族の一員としていっしょに働いたことなどの話を聞き、子どもたちは、当時の人たちの苦労とともに家族で働く喜びも感じていたように思います。

  「戦争について」の話では、「警戒警報」のサイレンが鳴るたびに、何をしていてもすぐに避難しなければなかったことやいつ死ぬか分からない恐怖で、勉強どころではなかったこと、また「焼夷弾」が爆発し、顔面真っ黒焦げになった人がいたことや着る物や食べる物もない、当時の悲惨な生活を知ることができました。子どもたちは、お話を聞き、「どんな気持ちでしたか」と質問をしましたが、「いつも怖いという気持ちで過ごしていました。」という答えが返ってきました。子どもたちは「今の平和のありがたさを」しっかりと心に留めたに違いありません。

 2時間続く話は、3年生の子どもたちにとっては長すぎるのでは・・・?。この心配は大誤算。うれしい結果でした。4人のお話しに飽きることなく熱心に聞き入る姿に感心しました。作り物でない話と優しいお年寄りの話術に引き込まれてしまったのは、子どもたちだけでなく、私自身でもあったようです。

  これからも、このような本物に出会える授業を積極的に取り入れたいものです。