校 長 室
石田さんをお招きして、
     大山川の自然を知る学習

 ♪♪ほた〜るのひかり まどのゆ〜き♪

 かつては卒業式の定番だった歌ですが、最近ではあまり歌われなくなってきています。

 もっとも、蛍自体を実際見たこともない世代が多くなったため、歌の趣を感じ取るなんてことは、無理なことに違いありません。

蛍が見られなくなったのは1960年代頃からのようです。農薬使用や護岸工事により、蛍が生息する環境がどんどん失われていったのです。

蛍が乱舞する光景が脳裏に残っている大人にとっては、そんな情景を今の子供たちに是非見せてやりたいと願うのは、しごく当前のことなのです。

 

現在「大山川の自然に親しむ会」の会長を務める石田さんは、今から約20年前、その願いを胸に秘め、行動を起こしました。地域や行政、諸団体に働きかけ、二重堀を流れる大山川の浄化に取り組みました。空き缶を拾い集めたり、粗大ごみの除去に汗を出し、魚を放流したりする活動を長年続けてこられました。毎年、蛍の幼虫を放流されています。それらの活動のおかげで、市民四季の森では、6月頃から淡い光を放つ蛍が見られるようになりました。本校では、ここ数年、その蛍の幼虫を授かり、校内で育てる活動に取り組んでいます。

 総合学習で大山川の調査に取り組んだ3年3組では、石田さんをお招きし、お話を伺ったり、蛍のスライドを見せていただいたりして、感動のある授業とすることができました。「自然の不思議を感じる心は、子供の頃に培われるものです」という言葉に、多年にわたる実践の信念が滲みでていました。

学校長 田中 良幸