校長講話 ー「薫風」ー 5/10
- 公開日
- 2017/05/10
- 更新日
- 2018/03/07
校長室
これを見てください。(「薫風」を見せる)何と読むかわかりますか。……この漢字は「風」ですね。昨日、2年生が習っていました。こちら(「薫」)は少し難しい漢字で「かおる」と読みます。それで「かおるかぜ」と書いて「くんぷう」と読みます。一度みんなで言ってみましょう。さん、はい。(「くんぷう」)
意味は「5月頃に吹くさわやかな風」のことです。先の連休中に高原や山に行った人もいるでしょう。周りはどうでしたか。この辺りの平地でも周りをぐるりと見ると、木々は若い葉がでて、新緑が目に鮮やかですね。その新緑の間を吹く風のことを「薫風」と呼ぶのです。
さわやかな5月には、さわやかな生活をしていきましょう。どうしたら、みんなさわやかで気持ちいい生活を送れるでしょうか。ちょっと考えてみてください。隣の人と相談してもいいですよ。……はい、やめてください。
これから話す4つのことが、頭に浮かんだり、友達と確認できたでしょうか。
1つ目は、整理・整頓です。自分の身の回りの物やくつやスリッパが、きちんとそろっていると、気持ちいいですね。
2つ目は、回りがきれいなことです。そうじがしっかりできているところは、やはり気持ちがいいですね。
3つ目は、あいさつです。あいさつは、相手への「さわやかさ」のプレゼントです。相手の目を見て、気持ちよくあいさつしましょう。
4つ目は、時間を守ることです。朝の集合時間から帰りの下校の集合まで、自分が遅れて、みんなを待たせないことです。「みんなの時間」をムダにしてはいけません。
と話したところで、何か思い出しませんか。ちょうど、1か月前に話したことですが。そう、「み・そ・あ・じ」です。始業式に話して、1学期の目標にしましたね。復習するよ。
み…みだしなみ、せいとん/ そ…そうじはだまって/ あ…あいさつ目を見て/ じ…時間を守る。
ここにいる皆さん1人1人がこの「みそあじ」をきちんと行えば、とてもさわやかな生活ができるにちがいありません。
ところで、この4つに、共通することは何でしょうか。それは、「相手のことを考えること」です。さわやかな生活のポイントは自分のことだけでなく、「相手のことを思いやる行動」ができるか、どうかです。そして、いいことをしたと思えば、自分自身もいい気持ち、さわやかな気持ちになることができます。ぜひ、やってみてください。
「薫風」は「5月に吹くさわやかな風」でしたね。ぜひ、みんなの行動でこの学校の中にも「薫風」が吹くような、さわやかなで気持ちのいい生活を送りましょう。