学校日記

野外生活をふり返る ー薫風となってー 5/26

公開日
2017/05/26
更新日
2017/05/26

校長室

 あっという間の3日間でした。晴天ばかりではありませんでしたが、それでも全活動を予定通り実施することができ、子どもたちは大きく成長することができました。

 5年生は大変、素直です。先生の話を真剣に聞いて一生懸命に動こうとします。仲間を思いやる優しい心をもっています。ただ、忘れやすいのが玉に瑕で、目先のことに熱中して大切なことを忘れて注意を受けることが度々ありました。しかし、また素直に反省し一生懸命に挽回しようとしました。そんながんばる姿がいとしくてかわいくて5年生のことがますます好きになりました。私自身、楽しく3日間を過ごすことができました。

 空腹を我慢して必死で取り組んだ「五平餅づくり」。みんなで盛り上がった「キャンプファイヤー」、かっこよかった「トーチトワリング」。火起こしからチャレンジした「野外炊飯」。コマ図を基に、班で力を合わせ阿南の山々を笑顔で駆け回った「ウオークラリー」。天体望遠鏡をのぞき、宇宙の神秘に思いを巡らせた「星空観察会」。阿南の思い出となる「陶芸体験」。その他、仲間との楽しい5回の食事など……。1つ1つの活動を通して、互いの絆を深め、クラスとして学年として一致団結していきました。

 野外生活は、大成功でした。5年生はよくがんばりました。そのがんばりに大きな拍手を送ります。しかし、その陰に担任の先生方をはじめたくさんの人々の「熱い思い」があることを忘れてはいけません。その思いに気づき感謝し、自らの思いを重ね合わせたなら、今回の野外生活が一段と価値あるものになるに違いありません。

 薫風が吹く南信州阿南の地で、5年生はさわやかな一陣の風となって3日間テキパキと活動しました。そのさわやかさは、思いやりの心と相まって各人の心に染み込んで固まり、楽しい「思い出」となっていつまでも残ることでしょう。お疲れ様。

【保護者の方へ】
 早朝の見送り、出迎えをはじめ、野外生活に関してご協力・ご支援いただき、ありがとうございました。出発に際し渋滞情報により急遽予定よりも15分早く出発しました。それによりせっかく見送りに来たのに空振りになった方もおみえのようで、申し訳ありませでした。今後はきちんと事前連絡いたします。
 この3日間、はじめて親御さんのもとを離れ宿泊したお子さんもいることでしょう。子どもたちはよくがんばりました。集団行動ですから自分を抑えなければならない場面も多々ありましたが、全体のことを考え行動しました。その結果、成長が見られました。
 少したくましくなったお子さんを「よくがんばったね」と褒めてあげてください。そして、野外生活の話を、ぜひ初めからゆっくり聞いてあげてください。その折に本HPの記事がお役に立つのなら、こんなうれしいことはありません。今後ともよろしくお願いします。ありがとうございました。(校長)


【写真:上「阿南の自然」山道で。下「飛翔」阿南少年自然の家 玄関のオブジェから】