旅の余韻のなかで 【校長メッセージ】 6/15
- 公開日
- 2017/06/15
- 更新日
- 2017/06/15
校長室
修学旅行では、保護者のお見送り&お出迎えありがとうございました。昨日の帰校時刻が結果として1時間近く早まり、何度も緊急メールでお知らせするなどドタバタして、ご心配をおかけしすみません。
旅の途中、子どもたちは自分たちで考え、テキパキ動きました。5分前行動はもちろん、歩いての移動もきちんと2列でスムーズに進み、集合・解散でもムダな時間はかからず、どんどん時間が節約できました。おまけに道路事情も予想以上によく、常時30分以上予定を前倒しで実施できるほどでした。おかげで1日目は豪華な旅館の各部屋でゆっくりくつろぐ時間が増えました。2日目も同様に20分ほど予定が早まったおかげで、いつもは渋滞で1時間かかることもある清水寺駐車場からの細道をわずか5分で通過できました。その他の道も渋滞かなと思う瞬間はありましたが、すぐに流れだし全てが順調、快調。物事がどんどん好転し、あれよれよという間に、あの55分も早い帰校となった次第です。
今回の修学旅行の意義を一言で言えば、「古(いにしえ)との出会い」でした。まだ小学生には名所旧跡のいわれや仏像の名前など本当は興味がないかもしれません。しかし、バスガイドさんや奈良のボランティアガイドさんの説明に懸命に耳を傾けメモし、理解しようとしました。また、実際に本物と対面して、美しさに感動(金閣)したり、大きさ(大仏様)や迫力(仁王像)に驚いたり、その数に圧倒(千体千手観音像)されたり、線香の匂いと厳かな雰囲気を感じたりすることができました。まさに百聞は一見に如かず。心に響くものがあったはずです。それが好奇心の芽生えとなり、今後「歴史」を探究するきっかけになったら素晴らしいことです。
子どもたちは素直で一生懸命でした。そして、仲間を思いやり仲間と協力して、行動し学習しました。行く先々で担当の方から「挨拶がしっかりしています」「話がきちんと聴けますね」「落ちついてテキパキ行動できますね」とその言動を褒められました。奈良のガイドさんからは「受け答えがすばらしい。また、来年も必ず来てください」と言われました。私は大変うれしく思いました。先生方の日頃の指導のおかげ、保護者のご協力のおかげです。私は本当に誇らしかったです。有り難く感じました。
【保護者の方々へ】
修学旅行中、何度も本HPを訪ねていただき、ありがとうございました。皆様のおかげで、2日間に渡りアクセス数がなんと、千を突破しました。
信じられないような好天に恵まれ、担任教師をはじめとした引率者の配慮と労力に支えられ、2日間の修学旅行を無事終了することができました。無論、1番がんばったのは子どもたちです。6年生は、一人一人が明確な目的意識と意欲と優しさを持って臨み、集団として確かで価値ある成果を収めました。満点以上の、大成功の修学旅行でした。
保護者の方々にお願いです。今回、「がんばったね」とお子さんを褒めてあげてください。そして、昨夜は疲れてすぐに寝てしまったお子さんも多いと思います(実際、お風呂で眠り込んだ子の話もうかがいました)。これからお子さんが話す旅物語に、じっくり耳を傾けてください。そんなとき、このホームページの記事や写真が、話を盛り上げるきっかけとなれば幸いです。
今まで多方面に渡り、応援やご支援・ご協力いただき、誠にありがとうございました。帰りの時間が予定より大幅に早くなってごめんなさい。でも、私も残念でした。本音は少しでも長くあの子たちと旅をしていたかったのですから。6年生と一緒に行動でき、最高に楽しい思いをさせていただきました。私は幸せ者です。(校長)
<※写真は、5年生からの「おかえりメッセージ」と1組2組のクラス目標>