学校日記

1学期終業式 3 ー校長式辞ー

公開日
2017/07/20
更新日
2018/03/07

校長室

 おはようございます。みなさん、いい顔をしていますね。明日から楽しみに待っていた夏休みです。42日間の夏休み、みなさんは、もう計画は立てましたか。

 昨日の朝、校門に立っていると、ある子のお父さんが、忘れ物を届けにみえました。水泳の用具を忘れたようで、男の子は少し恥ずかしそうにそれをさっと受け取ると、一瞬うつむいた後、顔をあげてお父さんに「ありがとう」と言いました。私はそれを見ていて、「いいな」と思いました。みなさんは、こんなとき「ありがとう」ときちんと言えますか。黙って受け取るだけの人はいませんか。「親しき仲にも礼儀あり」です。

 夏休みにやってほしいことの1つ目は、この挨拶とお手伝いです。まず「おはよう」から「ありがとう」「いってきます」「ただいま」……「お休みなさい」まで、家族にきちんと挨拶してください。地域の方にも挨拶できるといいですね。
 そして、お手伝いです。夏休みは、自由になる時間がいっぱいあります。何でもいいですから、自分ができるお手伝いを1つか、2つ決めて、家族のために毎日続けてください。新聞とりでも、お風呂掃除でも、水やりでも何でもいいです。高学年は、家庭科で習ったこと、お茶を入れたり料理を手伝ったり、後片付けたりもいいですね。お手伝いは「家族の一員」として、小学生にはとても大切な体験です。

 2つめは、自分の好きなことに時間をかけてほしいということです。……
 例えば、読書やスポーツ、習いごと、自由研究や作品づくりなど。部活動をやっている人は部活動をがんばってください。先日、市内水泳大会があり、選手の人は力いっぱいのかっこいい泳ぎを見せてくれました。今度はバスケ部やサッカー部の人の番です。全力プレーでさわやかに、対戦してください。
 先日、七夕の朝会で話した、将棋の藤井四段や卓球の張本選手など、今、中学生の活躍が注目されています。藤井四段や張本選手は、小学校時代、時間あれば将棋や卓球ばかりやっていたそうです。このなかから二人に続くような人がでるといいですね。

 それでは、健康に注意し、交通安全標語を思い出して、交通事故には絶対あわないように気をつけて、楽しく夏休みを過ごしてください。2学期の始業式、元気でたくましくなった顔に出会えることを楽しみにしています。