プレイバック2017運動会 50 〜閉会式〜
- 公開日
- 2017/10/29
- 更新日
- 2017/10/30
校長室
<時の過ぎるのは早いもので、もう閉会式です。楽しい時間は、あっという間に過ぎてしまうものですね。……
私には、見えます。みなさん、1人1人の頭の上に、キラキラと『一番星』が輝いているのを。一番星は競技の1番になった子だけでなく、全力を尽くした子の頭上に輝くのです。みなさん、本当によくがんばりましたね。
演技や競技は、会場から大きな拍手や声援をいただいくことができました。
かけっこや徒競走では、歯をくいしばって一生懸命走っている姿、前を走る友達に追いつこうとする必死な姿を見ることができて、うれしくなりました。そして、応援合戦の声や態度はすばらしくかっこよかったです。そのほかの競技でも、応援団を中心に、よく声を出して全力で仲間を応援しとてもよかったと思います。
そして、6年生のみなさん、人数は一番少ないのですが、中心となって各係の仕事を懸命に行い5年生と共に運動会を支えてくれました。北小ソーランも、「躍動感」にあふれ、力強く、美しく、「これぞ6年生の踊り」を披露し、とても感動しました。さすが、です。【学校長講評から】>
閉会式で、体育主任の栗木先生から今年の運動会の成績発表がありました。
「今年の運動会は7対7で、白の勝ち!」
その発表に会場は一瞬、あ然となりました。引き分けじゃないの?という「?マーク」が会場を覆いました。白組応援団長も、きょとんとした顔をしています。先生から説明がありました。「引き分けの場合、大玉送りで勝った方を勝ちとするというルールがあります」もちろん教員は皆、知っていましたが、とっさには思い出せませんでした。もしかしたら、そのルールを知らなかった児童も大勢いたのかもしれません。
赤が圧倒していた運動会で、まさか最後の最後にこんな「どんでん返し」があるとは!こんな劇的な幕切れを誰が予想したでしょうか。
大玉送りで赤が1回でも勝っていれば、赤の優勝でした。騎馬戦でいつもの練習のように赤組が勝っていたら、赤の勝ちでした。「もしあのとき……」と考えると、白の勝ちが奇跡のように思われます。しかし、小さな事実の積み重ねで「結果」は変わり決まるのです。1つ1つはほんのささいなことですが、その「量」が合わさって「質」が決定するのです。この結果は、白ががんばった証(あかし)に他なりません。
あのドラマから、早1ヶ月が過ぎようとしています。もう、あの運動会は、はるか遠くの出来事のように思われます。天候に恵まれ、さわやかな秋晴れの日に行うことができました。午後からは雲が切れ日が照って、少々暑くなりましたが、それもいい思い出です。その後の雨が続く天候を思えば、特にこの2週間の台風襲来を考えれば、本当に天運に恵まれ、有り難いことだと思います。秋風や冷たい雨が身にしみるきょう、熱量にあふれたあの熱い1日を思い返せば、「全力児童」がいました。演技・競技、応援だけでなく、最後の片付けまで一生懸命に行いました。また、保護者の方には、「全力応援」だけでなく、最後の力仕事まで、多数の方にご協力いただきました。ありがとうございました。部活帰りの中学生も片付けを手伝ってくれました。地域のつながりを感じます。
1週間で終わる予定のこのシリーズは、いつも間にか1ヶ月もかかっていまいました。楽しみにしていた方には、焦らしてしまい申しわけありませんでした。最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。(校長 H29 10 29)
(尚、この「プレイバック2017運動会」では、写真撮影で尾関先生、白沢先生、佐藤先生にご協力いただきました。(その総数3千枚以上!)また、このシリーズは「全校の部屋」から引っ越しました。HPの左横カテゴリの「校長室」を訪ねていただければ、一度にご覧いただけます)