ロボコン観戦記 ープログラミング学習ー 【校長日記】 12/27
- 公開日
- 2017/12/27
- 更新日
- 2017/12/27
校長室
昨日の午後、「第3回小牧市中学生ロボットコンテスト」が応時中学校で開催され、出かけてきました。私が所属する「小牧市IT活用研究委員会」主催の行事だったからです。
今年は市内の中学校から過去最高の20チームが参加しました。数年前から各中学校には、レゴブロックの組立式小型ロボットが10台ずつ配置され、技術科の授業やクラブ活動でプログラミングの学習に活用されています。そのロボットを使っての競技会が一昨年度から行われてきました。
第1回は「指定されたコースをいかに速く正確に走るか」というタイムレースでした。第2回から対戦型となり、相手との微妙な駆け引きが必要になりました。今年のテーマは「脱出のチャンスは2度!」で、「自分の陣地から相手を避けながら脱出する」課題です。2カ所ある出口のうち近い方からだと1点、遠い方から出れば3点、さらに相手よりも速く脱出すれば1点加点という得点で競う内容です。各対戦ごとに2回戦を行い合計点で勝敗を決めます。ロボットの動きは予め複数プログラムしてあり、相手のロボットに合わせて選ぶことができます。
試合会場は、手に汗握る熱戦の連続でとても盛り上がりました。壁に当たると後退し進行方向を変えるロボット、自ら障害物をまきちらして相手の進路を邪魔するロボット、自分が素速く脱出すると出口を遮断して相手が出られないように妨害するロボットなど、それぞれアイデアあふれる作戦に驚かされました。また、途中、思わぬハプニングがあったり、僅差の勝負にビデオ判定が行われたり(しかも3回も)、作戦が上手くあたり奇跡的な逆転劇があったりで、会場は大いに湧きました。歓声とガッツポーズにあふれました。
小学校にもいよいよプログラミング学習が始まります。実際に、小学生版のレゴロボットセットが学校に届き、職員の研修会が3学期に予定されています。中学校版よりは小型ですが1人1台40セットあります。それを使って、もしかしたらクラスや学校で簡単なロボコンが開かれるかもしれません。そして、何年かしたら中学校のような大会もできているかもしれません。
外は寒風が吹きすさぶ寒い日でしたが、会場となった教室内は白熱し熱気に満ちていました。「物づくり愛知」の未来を担う中学生の活躍を見守りながら、小学生の活躍を夢見ていました。とても楽しみ、大きな刺激を受けた日になりました。