修了式 3 ー校長式辞ー
- 公開日
- 2018/03/24
- 更新日
- 2018/03/24
校長室
ただ今、各学年ともに、代表の人に「修了証」を渡しました。この場合の「修了」という漢字は「終わり」ではなく、「勉強を身につける」という意味の漢字をつかった使った「修了」です。これは、みなさんが「その学年の1年間の勉強や生活を無事にやりとげました」という証です。今、1年から5年までの471名に修了証を渡しましたので、この4月から、1年生は2年に、2年生は3年にと、1学年ずつ進級することになります。
私は、1年間をふりかえり、みなさんのよかったことを3つ話します。
1つ目は、あいさつです。「大きな声で」「相手の目を見て」「自分から進んで」、あいさつできる子が増えました。新しい通学班になって、あいさつの声がより大きくなって、はりきっていることがわかります。あいさつは、やり過ぎということはありません。学校だけでなく地域でも、自分からあいさつできる里の子になってほしいと思います。
2つ目は、「思いやりの行動が増えた」ということです。昨日、今年度最後の給食の様子を見てまわりました。当番を中心に協力して配膳し仲よく楽しく食べている様子が見られました。失敗しておかずをこぼしてしまった子がいましたが、さっとぞうきんを持ってきて、拭き取る手伝いをする子がいました。誰かから言われたのではありません。当たり前のこととして自分で判断しての行動でした。6年生が学級閉鎖のときもそうです。5年生が率先して6年の分担を掃除するなど手助けしました。また、渡り廊下が濡れていると雑巾で水分をふきとったり、風が強く吹いた後の昇降口や廊下の砂をはき出す子もいました。私はそれを見て、とてもうれしく頼もしく感じました。
3つめは「歌が上手になった」ことです。全学年ともに、朝から「今月の歌」を歌う元気な声が校内に響きます。先日の卒業式は、卒業生だけでなく、4、5年生の歌が驚くほど上手になっていました。表情豊かに楽しそうに、身体全体で歌う姿が見られました。お客様からも「とても上手で感動した」とおほめの言葉をたくさんいただきました。
「元気なあいさつ」や、他の人のことを思う「思いやりある行動」や「さわやかな歌声」は、学校を明るく気持ちよくします。自分の心もきれいに気持ちよくなります。ぜひ、今後も、「あいさつ」や「思いやり」や「歌声」の輪をもっともっと広げて、素敵な北里小学校にしていきましょう。
(中略:通知表について少し話しました)
最後に、これは何でしょう? そうですね。「里の子 交通安全日めくりカレンダー」です。毎日、朝と帰りにみんなで標語を唱えていますね。みなさんのうちにもあります。そこで、先生からの宿題です。春休みの間毎日、その日の標語を、ぜひ声にだして言ってみましょう。そして、交通ルールを守り周りをよく見て、事故に絶対にあわないように気をつけましょう。自分の体や命は、絶対に、自分で守ってください。
4月9日の始業式には、ここにいる全員が元気な姿をみせて、新学年のいいスタートがきれるようにしましょう。そのときに、新しいクラスや担任の先生も発表しますから、楽しみにしていてくださいね。