朝会 2 ー校長講話ー 【小学生にできること】
- 公開日
- 2018/10/05
- 更新日
- 2018/10/05
校長室
先日の火曜日は、運動会でした。どの学年もすばらしい演技や競技を披露し、また応援合戦やマーチングショーも最高で、お客様から大きな拍手や「よくやった」「すばらしかった」とのお褒めの言葉をたくさんいただきました。皆さん、よくがんばりましたね。
さて、その運動会では、地区のテントをお借りし、日射しを浴びることなく、快適に過ごすことができました。そのテントは、地域の区長さんが中心となり地区の方々に呼びかけ、小学生のためのと、大勢の人が集まって、準備したり片付けたりすることに参加していただきました。すべて、皆さんの健康のことを考えて、少しでも安全に楽しく運動会を進めるために、でした。これは当たり前のことではなく、滅多にないこと、大変有り難いことです。他の学校ではできないことかもしれません。北里地区は、保護者だけでなく地区の人々が学校に協力的で、皆さんのことをいつも気にかけ温かく見守っていただいています。
それでは、みなさんが、そんな地区の人々のためにできることはないでしょうか。中学生のお兄さんお姉さんたちは、多くの人が「ジュニア奉仕団」に入り、地域でボランティア活動をしています。でも、小学生にはそれは難しいことです。
では、小学生にできるボランティア活動はないのでしょうか。実はあるのです。しかも簡単に、時間にして1秒間でできることです。だれかわかる人いますか。(「あいさつ」の答え、多数)そうです。「挨拶」ですね。
「おはようございます」、「こんにちは」、「さようなら」、「ありがとうございます」。皆さん、学校の外で、挨拶していますか。もちろん、しているよ、という人もいるでしょうが、まだまだ少ないと思います。何も、知らない人に挨拶をして、と言っているのではありません。隣のおじさん、おばさん、通学路ですれ違う地域の人、通学路ボランティアさん、友だちのお父さん、お母さんなどよく顔を見る人、知っている人に出会ったら、自分から進んで元気よく挨拶しましょう。
「皆さんが行う学校の外での挨拶」は、とても価値があります。それは、地域を明るくさわやかにするからです。ぜひ、きょうの帰りから、きのうまでよりも、1回でも多く挨拶をしましょう。通学班の班長さん、副班長さんはじめ、高学年の人は、ぜひお手本をみせてくださいね。
「地域ので元気なあいさつ」は、小学生にもできる、いえ、小学生でしかできない「地域のボランティア活動、地域の人々から喜ばれること」なのです。ぜひ、覚えておいて、きょうから実行してくださいね。1人では恥ずかしい人は、友だちと一緒に勇気をもって声を出してください。きっと大きな返事と笑顔が返ってきます。運動会でたくさんの「勝利の花」を咲かせた皆さんです。今度は、地域で素敵な「挨拶の花」を咲かせましょう。皆さんの行動が変われば、すぐに私の耳に届きます。楽しみにしていますよ。