学校日記

人権講話  ーどんなかんじかなー

公開日
2019/11/29
更新日
2019/11/29

校長室

今朝は人権週間を前に、「相手の立場に立って考えよう」と呼びかけるため一冊の絵本の読み聞かせをしました。題名は『どんなかんじかな』(中山千夏ぶん 和田誠え)です。

考えることがすきで学者みたいな主人公のひろくんが、友だちのことを「どんなかんじかな」と思いやる内容です。目が見えない子、耳が聞こえない子、両親を震災で亡くした子が登場します。でも相手の立場に立つと、すごい能力、素敵な可能性があることに気づくお話です。最後にひろくん自身の秘密がわかって心にずしんと響くお話です。
あとがきに作者はこのお話が生まれたのは「難病にも負けず、明るく夢を持って生きるある女の子との出会い」がきっかけとなったことを書いています。心を込めて読みました。

その後で、次のように話しました。
【来週の水曜日12月4日から10日は人権週間です。この人権週間は、「思いやりの心でやさしくなるきっかけの週」です。思いやりとは「相手の立場になってみること」。つまり、相手は「どんなかんじかな」「どんな気持ちかな」と考えることからはじまります。ぜひ、みなさんもお話に出てきた「ひろくん」のように「どんなかんじかな」と相手のことを考えてみよう。いろいろな発見があるでしょう。優しい心が生まれるでしょう。
そんな里の子が集まって、素敵な学校になるでしょう。これでお話を終わります】

里の子の心にうまく届いてくれたでしょうか。そうであることを祈ります。