学校日記

朝会 3 ー校長講話ー【3つのありがとう】

公開日
2020/02/07
更新日
2020/02/07

校長室

1学期にこんなお話をしました。「感謝神経(かんしゃしんけい)を磨く」。みなさん覚えていますか。覚えているよという人? はい、いいですね。感謝神経とは、「どんなことにもその価値をみとめ、パッと感謝できるはたらき」のことでしたね。
 
感謝には2段階あると話しました。
まず、 人から何かしてもらって感謝する。これは初級です。まあ、例えるなら低学年向けです。
次の段階は、「当たり前」だと思っていたことに感謝する。例えば、食事や洗濯などお世話になっているおうちの人、毎朝連れてきてくれる班長さんに「ありがとう」と感謝することです。これができると中級です。

でも実は、感謝には、もう一段階あります。上級です。それは、「嫌なことや苦しいとき」にも感謝することです。これは大変難しく、大人でも簡単にはできません。先生だってできるとは言えませんが、できるように心がけています。

例えば、転んで足をすりむいたときには、「足の骨が折れなくてよかった。ありがとう」
何か失敗てしかられたときには「こういうことをすると失敗するとわかった。ありがたい。教えてくれてありがとう」また、友だちとけんかしたときには、なかなか相手に「ありがとう」とは思えませんが、とりあえず、心の中か小さな声で「ありがとう」「ありがとう」「ありがとう」と3回唱えてください。きっと気持ちが前向きになってくると思います。そうすると、あらあら不思議、ピンチがチャンスに変わります。先日、給食の時におじゃましたクラスには「ありがとう」の言葉が教室中にたくさんはってありました。「ありがとう」は、増やしたい言葉だと聞いて、とてもうれしくなりました。

「感謝する」気持ちで生活すると、物事はいい方に向かいます。3つのありがとうを覚えてください。(一緒に言ってみましょう。いいですか)
 まず、何かしてもらって ありがとう。うれしくなってありがとう。
 次に、何もなくても ありがとう。ぜんぶ有り難いことだと気づきます。
 さらに、何があっても ありがとう。ピンチがチャンスに変わります。

ぜひ、試してください。1日に「ありがとう」の言葉を最低10回、できる人はもっともっと口にして、3学期の残りの日々を明るく仲よく楽しく生活して、心温まる思い出をいっぱいつくってほしいと思います。きょうもお話をしっかり聴いてくれて「ありがとう」。