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ミニ版「ほろほろ通信」 6/2号

公開日
2013/06/06
更新日
2013/06/06

ほろほろ通信

ミニ版「ほろほろ通信」 6/2号

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「黙々と草取りをする人」
小牧市の70代の女性からの投稿です。

女性の住む町には、ブランコや砂場、うんてい、滑り台などの遊具が設置されている公園があります。
夏には草が生い茂り、町内会で、日曜の朝に交代で草取りをするそうです。
ところが、取っても取っても、しばらくすると再びびっしり生えてきてしまいます。

1年ほど前のこと。朝7時半ごろ、公園を通りがかった時、見知らぬ男性が草取りをしている姿を見かけたそうです。
遠巻きに見ていたら、実に細やかな作業であることがわかりました。
草を1つ抜くと、根についている土をたたいて落とし、落ちた土は網でふるって細かくする。
その細かい土を、再び地面にまいて、きれいにならしていました。
あまりの丁寧さに、女性はとても驚いたそうです。

その後も、毎日その男性が草取りをする姿を見かけ、やがて公園はできた当初のように真新しい状態になりました。
ある時、思いきって男性に「いつもありがとうございます」と声をかけたそうです。
男性は「定年で暇になりすることがないので、こうして草取りをしているんです」と言われました。
黙々と草を取る姿に、頭が下がる思いだったそうです。

この女性は、道端にごみが落ちていると、サッと自然に拾う習慣が身に付いていることに気がついたそうです。
それは、黙々と草取りをするあの男性のことを思い出して拾ってしまうのです。
女性は「どなたか存じ上げませんが、どうかお体に気を付けて続けてください。小牧の町がますます美しくなりますように」と話しています。
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ごみが落ちていないきれいな場所には、ポイ捨てはしづらいものです。

逆に、あちこちにごみが落ちているような場所では、「ひとつくらい増えてもいいか」という気持ちになり、ポイ捨てしやすくなってしまいます。

小牧中も、PTAの環境委員さんやジュニア奉仕団の皆さんが、年に数回草取りや花壇の整備をしてくださいます。
また生徒の皆さんも毎日掃除をしてくれますし、先生方も外周のごみ拾いをしてくださっています。

このように、多くの皆さんのご尽力によって、小牧中周辺がきれいに保たれていることに感謝を忘れてはいけませんね。


ポイ捨てしにくい「きれいな環境」を保つために、一人ひとりが気を付けていけるといいですね。