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「DJポリス」から学んだこと

公開日
2013/06/11
更新日
2013/06/11

総務委員会

先週、サッカー日本代表が、2014年ワールドカップ出場を決めました!
来年のワールドカップでの、選手の活躍が楽しみですね。

さて、サッカーの大きな試合があると、いつも話題になるのが「サポーターの盛り上がり」と「一部のサポーターのマナーの問題」です。
今回も、東京の渋谷でたくさんの警察官が警戒に当たる様子が、テレビで中継されていました。

そんな中、注目を浴びたのが「DJポリス」のあだ名がついた、広報担当の警察官でした。
いろいろなメディアで取り上げられていますので、ご存じの方が多いと思いますが、とても上手にサポーターの群衆を誘導していましたね。

「DJポリス」は、サッカーのサポーターへ向かって、サポーターなら誰もが持っている「チームを愛する心」を思い出させる言葉で呼び掛けました。
「お巡りさんも、皆さんと同じく、日本代表のワールドカップ出場を喜んでいます」と呼び掛けて、「お巡りさんは敵じゃないよ。みんなの仲間だよ。仲間の言うことを聞いてね」という思いをサポーターにアピールして、サポーターから「お巡りさんコール」が沸き起こるほどの支持を得ていました。


この「DJポリス」の話を聞いていて、とても参考になるなと思ったことがあります。

それは「相手に合わせて、話をする」ということです。
何かを伝えたいとき、相手にわかりやすく話すことが大切ですが、「わかりやすく」というのは「簡単な言葉を使う」ということではなく、相手の興味関心に合わせた言葉を使ったり、相手の立場を考えた言葉を使ったりすることだと思うのです。

「伝えたい」という思いが強ければ強いほど、一生懸命になるあまり、うまく伝わらないと「どうしてわかってくれないんだ」と相手を責めてしまいがちですが、少し肩の力を抜いて、相手の気持ちを考える余裕を持ちたいですね。

親としては、子どもたちに対して、なにかと「押しつける」物言いになってしまうことが多いのですが、「DJポリス」のように、子どもの気持ちをこちらに引き寄せられるような会話ができるといいなと思います。
なかなか難しいことですけどね・・・


※写真は、朝日新聞デジタルHPから引用しています。