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6/13 第1回特別講座で「大人の学び」(2)

公開日
2013/06/20
更新日
2013/06/20

特別講座

「第1回親子で学ぶ小牧中特別講座」のまとめの2回目です。

★角田先生のブログ「歩禅記」はこちら


●3つの理念


親として「中学生の我が子の将来」を考えるときに、3つの理念が必要です、と角田先生がおっしゃいました。


(1)「できること」
(2)「できないこと」
(3)「できなければならないこと」


誰にでも、得意・不得意があり、できることとできないことがありますね。

子どもには、できるだけ「できないこと」を減らして、「できること」を増やしてほしい、と親なら誰でも思っています。

しかし、「できなければならないこと」がきちんと「できる」ように導くのが、親の大切な役目だと角田先生はおっしゃいます。

目の前の「できる」「できない」にとらわれることなく、本当に「できなければならないこと」を見失わずに、子どもと接していきたいと思います。


●3つの哲学


親として生きる自らの「半生を省みる」ときに、3つの哲学が必要です、と角田先生はおっしゃいました。


(1)あなたの両親や家族を考える
(2)様々な人たちとの出会いを考える
(3)あなたの歴史に残る偉人を考える


自分のまわりの大切な人々、これまでの人生で出会った大切な人々、これらの人々に想いを馳せ、子どもに「語り」なさい、ということです。

親も悩んだり、行き詰ってしまうことがあります。

そんなとき、このように自分のまわりのさまざまな人たちを想うことで、「支えられている」ことに気付きます。

それを子どもに語ることで、「自分はいろいろな人に支えられているんだ」ということを伝えていけるといいですね。


●3つの目線


親として「子どもに向かう」姿勢には、3つの目線が必要です、と角田先生はおっしゃいました。


(1)観ること
(2)診ること
(3)看ること


観察する、診断する(判断する)、看病する、ということですね。

「みる」にもいろいろな種類があります。

毎日の生活の中で、しっかり子どもを「観る」ことで、少しの変化に気付くことができます。

子どもが迷っているとき、親として「診る」ことが必要になることがあります。

子どもが病気なれば、親は「看る」ことに懸命になります。

どれが欠けてもいけない、ということを肝に銘じておきたいですね。