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ミニ版「ほろほろ通信」 6/30号

公開日
2013/07/01
更新日
2013/07/01

ほろほろ通信

ミニ版「ほろほろ通信」 6/30版

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「手話って美しいですね」
名古屋市緑区の60代の女性からの投稿です。

この女性は、手話サークルの一員で、地域の小中学校での手話養成講座などボランティア活動をしているそうです。
25年前に、子育てがひと段落したのを機に手話講座を受講し、耳の不自由な人たちと一緒に学び、終了後にその仲間でサークルを立ち上げて、現在までつづけているとのこと。

思い返すと、当時は手話がまだ世の中に認知されていなかったように思えるそう。
電車の中で手話をしていると、遠巻きにひそひそ話が聞こえてきたり、「見てはいけないけれど見てみたい」というような雰囲気が伝わってきた。

この春、サークルの仲間4人で花見へ出かけたときのこと。
そのうち耳の不自由なのは1人。他の3人は自然に手が動き、道中の4人の会話はすべて手話になった。

途中の喫茶店でおしゃべりをしていた時、隣のテーブルに座った40代の女性が話しかけてきた。
「手話って美しいですね。とくに表情とその手の美しさに見とれてしまいました」
突然のことでびっくりしたが、みんなうれしくなったそうです。
その人は弥富にお住まいということで、金魚の話を手話で通釈したとのこと。

この女性は、手話を習い始めた当時のことを思い出し、先生の手の動きを見て、同じように「何て美しいんだろう」見とれたことを思い出した。
それが本格的に始めるきっかけとなったのだから。

女性から、読者の皆さんへ
「たいていの地域に手話サークルがあります。正式に習わなくてもいいので、ぜひ一度遊びに出かけられてはいかがでしょうか」
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テレビで、総理大臣や官房長官の記者会見をご覧になったことがあると思います。

隣に、必ず手話通訳の方がおられるのをご存知ですか?

テレビの画面にはあまり映りませんので気付かないこともあるかもしれませんね。

テレビなどで見かける「手話通訳」は、たしかに「流れるような」滑らかな手の動きが美しいな、感じます。

なかなか「手話に触れる」という機会がないですが、テレビだけでなく、身近なところでも、気にしていると、手話を目にする機会があるかもしれませんね。

中学生たちが「やってみようかな」と興味を持ってくれるといいですね。