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「通知表」のおはなし

公開日
2013/07/25
更新日
2013/07/25

総務委員会

夏休みが始まって、そろそろ1週間が経ちます。
保護者の皆さんは、毎日の昼食の準備が増えて、給食のありがたさを実感する毎日ですね。


夏休みに入る前の一大イベント、「通知表」
もちろんご覧になっていますよね?

1年生の保護者の方で、初めて小牧中の通知表を手にされた方は、ちょっと驚かれたと思います。
小牧中の通知表は、ファイル形式になっています。
そして、中には、評定だけでなく、「通知表ファイルの見方」「健康診断の結果」「活動の記録」などのプリントも入っています。
1学期には数ページしかない「通知表ファイル」ですが、学期ごとにプリントが増えていきますので、学年末にはけっこうなボリュームになります。


終業式の日に、学校HPに、通知表に関する記事が掲載されました。
その中で、校長先生が『「通知表ファイルの見方」を改訂しました』と書かれていました。

(通知表を渡す風景 7/19)


この「通知表ファイルの見方」、『実はあまりよく読んだことないのよね・・・』という保護者の方がけっこういらっしゃるのではないでしょうか。
せっかくの機会ですから、ぜひ一度じっくり読んでみてはいかがでしょうか。


「はじめに」に書かれている、『通知表の形式や内容は学校で独自に決めてよい』『通知表を発行するかしないかまで学校で決めることになっている』という部分は、驚きですね。
「通知表を発行しない」という学校はあまりないでしょうが、その形式はいろいろと学校ごとに違いそうですね。
小牧中の通知表が、小学校のときのものと大きく違っているのも、そのような自由度が認められているから、ということなのですね。


さて、通知表で一番気になるのは、もちろん「評定」ですね。
ここは数字でバーンと出ますので、とてもわかりやすく、一喜一憂のタネになります。

その評定の評価の仕方についても、「通知表ファイルの見方」では説明されています。
「観点別評価」でどれだけ目標に対して実現できているか、という判断をし、それをもとに「総合的に」子どもの状況を表したものが「評定」となるそうです。


どのように評定が決められるのか、また、評定の数字の意味するところはわかります。

でも、保護者が一番知りたい、例えば「具体的には、どうやったら”5”がつくのか?」ということは、やはりよくわかりませんね。

そこがわかれば、子どもにがんばらせるのに・・・と思っておられる保護者もいらっしゃるでしょうが、教科によっても、学年によっても、評価の方法は異なっているため、そこは先生方にお任せするしかないようです。


定期テストの結果は、もちろん評定に影響します。
しかし、それだけではなく、課題の提出状況や、授業中の取り組みの姿勢なども考慮されていて、それらを総合的に判断して、評定が決定します。
ですから、日常的な取り組みが、とても大切なのですね。


「通知表」は、今学期の子どものがんばり具合を確認するためのもので、「叱るための材料」ではありませんよね。

子どもたちは、担任の先生から通知表を渡してもらうときに、激励の言葉をもらっています。

私たち保護者は、思うような結果でなかったら、ついつい小言を言ってしまいますが、できれば、がんばったことはしっかりほめてあげたいですね。
その後で、次はどこをがんばったらいいか、と子どもと一緒に考えていけるといいですね。