「みんなで育てる」愛マップのおはなし
- 公開日
- 2013/08/20
- 更新日
- 2013/08/20
愛マップ
今朝(8/20)の中日新聞朝刊の近郊版に、「犬山で中学生が防災地図を作った」という記事が掲載されていました。
記事によると、犬山市消防本部で、中学生を対象にした防災教室が開かれ、中学生16人が、避難所の場所や災害時の危険箇所などを示した防災マップを作ったそうです。
参加した中学生は「地図を作ってみて、避難所が意外にたくさんあることがわかった」と話したとのことです。
このように、子どもたちが「防災マップ」を作る取り組みは、全国各地で行われています。
子どもたちが、自分の住む地域について調べ、それを地図にすることは、子どもの防災意識を高めることや、地域に関心を持つことに役立つでしょう。
とても良いことだと思うのですが、残念だなと感じていることもあります。
それは、「その後の活用」があまりされていないことです。
子どもたちが「地図を作成する」ことがゴールになっているため、「作っておしまい」になっていることが多いようなのです。
せっかく、たくさん調べた有益な情報なのに、地図に書いただけでは、多くの人に知らせることができません。
また、新しい情報がどんどん出てきても、それらを取り入れて作り直さなければ、地図の情報は古くなっていくばかりです。
もったいないですよね。
小牧中で行っている「愛マップ・プロジェクト」でも、「愛マップ」という地図を作ります。
今、この「愛マップ」の作成にあたって、どのようなテーマにするのか、どのような情報が必要なのか、ということを中心に、みんなで考えているところです。
もちろん「防災」もテーマですし、「観光」もテーマにしようという意見もあります。
さらに、みんなで作った「愛マップ」を、どうやってたくさんの人々にお知らせするか、ということも考えています。
「愛マップ」は「作っておしまい」ではなく、その後もみんなの意見を取り入れながら、「進化する地図」なのです。
情報は、みんなに知ってもらって、どんどん新しいものに更新していくことで、本当に「役に立つ」ものになると思うのです。
ですから、「愛マップ」の情報を広く発信して、またいろいろな情報を受信できる形を目指しています。
「みんなで育てる」地図が「愛マップ」です。
「みんなで育てる」ので、「愛マップ」は、これからもどんどん形が変わっていくことでしょう。
大人も子どもも一緒になって、進化する「愛マップ」を作っていきませんか?
「授業」や「まち歩き」に参加できなくても、皆さんが関心を寄せてくれることで、新たな考えや意見など、たくさんの情報が集めることができます。
これからも、「愛マップ・プロジェクト」の活動や、小牧中HPの「愛マップ」のページを楽しみにしていてくださいね。
【 関連記事 】
【小牧中HP】愛マップ・プロジェクトの目的 8/14
※写真は、本日(8/20)の中日新聞朝刊近郊版から引用しています。