「第3回特別講座」で大人の学び(1)
- 公開日
- 2013/08/22
- 更新日
- 2013/08/22
特別講座
8/21(水)の「第3回親子で学ぶ小牧中特別講座」では、鈴木中人さんから「いのちの授業」のお話しをお聞きしました。
娘さんの闘病のお話しでは、何度も胸が詰まり、多くの皆さんが目頭を押さえていらっしゃいました。
鈴木さんのお話しの中から学んだことを、いくつかご紹介します。
☆「いのちをバトンタッチする会」HPはこちら
●小児がんの患者数から
現在、小児がんで闘病中の子どもは、全国で約20,000人。
小児がんは、子どもの死因の第2位だそうです。(第1位は交通事故)
しかし、最近では医学の発達により、約7〜8割の患者は助かるそうです。
これだけ多くの子どもたちが、病気と闘っていて、行きたくても学校へ行けない現実があります。
誰でも一度は「学校へ行きたくないな」と思った経験はあるでしょう。
でも、そんな時には、この「行きたくても行けない子がいる」ということを思い出してほしいのです。
行きたくても行けない子の分も、あなたはがんばらなければいけない、ということではありません。
子どもたちには「学校に行けることは幸せなことだ」ということを、忘れないでほしいと思います。
「自分は幸せだな」と素直に思える人であってほしいと思います。
●いのちは不思議
日本の年間自殺者数をご存じですか?
昨年は10数年ぶりに若干減少しましたが、約30,000人のいのちが、毎年自殺により失われています。
自殺未遂の人は、その10倍の人数にのぼると言われています。
約300,000人。小牧市の人口の約2倍です。
小児がんの「いのち」は、「もっと生きたい」と願ういのち
自殺する「いのち」は、「もっと生きられるのに」あきらめてしまういのち
人は必ず死を迎えます。死と向き合わない「いのち」はありません。
限りある「いのち」だからこそ、「本当に大切なことに気付くこと」が「自分を幸せにすること」だよ、と鈴木さんに教えていただきました。