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大人は尊敬できますか?

公開日
2013/09/10
更新日
2013/09/10

総務委員会

先日、いつも拝見している佐藤正寿先生のブログに、衝撃的な記事を見つけました。

ある新聞の調査によると、今の子どもたちは、大人をこんなふうに見ているらしいのです。

「あなたは教師を尊敬しますか」 平均85% 日本21%
「あなたは親を尊敬しますか」  平均95% 日本25%
「あなたは自分に価値があると思いますか」 中国90% 日本35%

出典元が不明なので詳細はわかりませんが、おおざっぱに言って「日本の大人は、子どもに尊敬されていない」ということだと思います。
また、子どもたちがあまり自己肯定感を持っていないことも気になります。


「尊敬」というのは、「尊敬しなさい」と押し付けるものではありませんから、私たち大人がよく考えて、自然に子どもに「尊敬してもらえる」ような大人になるしかありません。
自分は尊敬されるに値する立派な人間だ、と自負できるような大人ばかりでないことはよくわかっていますが、やはり「大人が尊敬されていない」というのは、少しさみしい思いがします。

だからと言って、子ども受けを狙って、気に入ってもらえるようなことばかりする必要はありません。
きっと、そんな大人の心の中を、子どもは見抜いてしまうでしょう。
「好かれること」と「尊敬されること」は違いますよね。
やはり、子どもにとっては耳の痛いことも、口を酸っぱくして言い続けるのが、大人の役目なのではないでしょうか。

そして、やはり子どもには「自己肯定感」を持たせたいですね。
この「自己肯定感」は、親から子どもにプレゼントしてあげられますよ。
親は子どもに、ついつい小言ばかり言ってしまいますが、そればかりではなく、「あなたがいてくれてうれしい」「あなたは大切な家族の一員」「あなたのことが大好き」と伝え続けていきたいですね。


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●佐藤正寿先生ブログ(地域のよさ・日本のよさを伝える授業)「あなたは教師を尊敬しますか?」 9/6