ミニ版「ほろほろ通信」 12/15号
- 公開日
- 2013/12/24
- 更新日
- 2013/12/24
ほろほろ通信
ミニ版「ほろほろ通信」12/15号
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「金髪の若者に学んだ」
名古屋市中川区の30代の男性からの投稿です。
建築会社に勤めるこの男性は、最近一人の若者と出会いました。
彼は、建築現場で足場を組む仕事をしています。金髪という見た目から初対面の印象は良くなかったと言います。
ところが、この若者は実にしっかりしていて、朝、現場では「おはようございます」と笑顔であいさつしてくれ「どこをやらせていただいたらよろしいでしょうか」ときちんと敬語も使えます。
「どーしたらいいっすかねー」とため口で言う若者が多いこの時代に、施主への気配りも忘れません。
彼はまだ18歳。中学卒業後、とび職の親方に弟子入りして修行を始めました。
そばで見ていると、親方に「もたもたするな!」「頭の悪いやつは何にもできんな」と怒鳴られていますが、口答え一つしないで黙々と働いています。
「外車が欲しくてがんばっています」という彼の言葉に、投稿者の男性は自分の若いころを思い出しました。
田舎から出てきて、自力で部屋を借りて独り立ちするのが夢だったこと。そして車を買い、結婚して子どももできました。
「いつの間にか今の生活に満足し、ハングリー精神が失せていたことに気付きました。最初はどんな小さな目標でも、それを達成すると次の目標が見えてくる。そうして自分も成長してきました。この若者の行動を見て、初心に帰ることができました」と男性は言います。
そして「自分の息子はまだ小学生ですが、常に目標を持ち、道徳心のある人間に育ってほしいと願っています」と話しています。
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「人は見かけによらぬもの」
一見怖そうに見える人が、実はとても優しく丁寧な人だったり、逆に人が良さそうに見えるのに、とても意地悪だったり・・・
人を見かけで判断してはいけない、ということは昔から言われますね。
この男性のように、がんばる若者の姿から学ぶことができる謙虚な大人になりたいものですね。