2024年12月までの記事メニュー

2024年12月までの記事

「成人の日」に想う 2014

公開日
2014/01/13
更新日
2014/01/13

総務委員会

今日は「成人の日」です。

小牧市では、昨日、パークアリーナで「成人祝賀会」が開催され、約1,200人の新成人が参加されたそうです。

今日の中日新聞朝刊「中日春秋」に、「成人の日」にちなんで、こんな記述がありました。(全文を引用します)

*****以下引用*****

さすが、超一流のスポーツ選手は、プレーだけでなく、言葉でもしびれさせてくれる。イタリアの名門チーム入りを果たしたサッカー日本代表、本田圭佑選手が先日、移籍会見で口にしたひと言には、舌を巻いた

▼移籍の理由を聞かれて、ひと言。「簡単なことだ。心の中のリトル本田に聞いた。おまえはどのクラブでプレーしたいのか、と。リトル本田が、ミランでプレーしたいと答えた」

▼「ぼくは大人になったら世界一のサッカー選手になりたいと言うよりなる」と小学校の卒業文集に書いた夢を、愚直なまでに大切にするその心。スーパーゴールのような鮮やかな答えを聞き、思い出したのが、谷川俊太郎さんの言葉だ。「大人」になるということは、どういうことなのか、大人と子どもの違いは何かと聞かれ、詩人は答えた

▼「自分のうちにひそんでいる子どもを怖(おそ)れずに自覚して、いつでもそこからエネルギーを汲(く)み取れるようになれば 大人になれるんじゃないかな」

▼どんな大人も百パーセント大人ではなく、必ず何パーセントかの子どもが含まれている。自分のなかの子どもをきちんと見つめ、大切につきあえる。それが大人だと、詩人は言う(『谷川俊太郎質問箱』東京糸井重里事務所)

▼きょうは、成人の日。百二十一万人が大人の仲間入りをするという。自分の中の子どもとじっくり話すには、いい日だ。

*****引用ここまで*****

先日の本田選手の入団会見は、多くの人々を魅了しました。
「リトル○○」という表現は、ちょっと流行しそうな感じですよね。

上記の記事の中で、詩人の谷川俊太郎さんがおっしゃるように、「自分のなかの子ども」を自覚して大切に付き合う、ということを、忘れてしまっていませんか?

毎日の生活の中で、いつも「本物の子ども」と接している私たち保護者や先生は、目の前の「子ども」に対応するのに精一杯で、「自分の心の中にある子ども」に目を向ける余裕はありませんよね。

でも今日は、少し自分の心に目を向けて、「どんな夢を持っていたか」「どんな大人になりたかったか」と、思い出してみるのもいいかもしれませんね。


※写真は、小牧市公式Facebookから引用しています。