「第6回特別講座」で大人の学び(2)
- 公開日
- 2014/02/12
- 更新日
- 2014/02/12
特別講座
角田先生の特別講座のまとめの第2回です。
●親は、黙る
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「中学生時代は、大人への入り口です。この時期に身につけておかなければならないのは、『考える力』です」
「これは学校ではなく、家庭で身につけること。まず、親は知ったかぶりをしない。余計なことは言わない。黙るんです。自分で考えさせること」
「学校は、学ぶ姿勢を身につける場所。家庭は、考える姿勢を身につける場所」
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私たちは、子どもが心配で、ついつい先回りして「こうしなさい」「それは違う」と言ってしまいがちですね。
しかし、中学生になったら、自分で考えさせることが大切だ、と教えて下さいました。
親が何でも教えてやらないで、わからないことは自分で調べさせること。「お母さんにはわからないから、あなたが調べて、わかったらお母さんにも教えてね」と、最初から突き放す。
皆さん、できますか?
●嘘も方便
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「大人になったら、嘘の一つもつけなきゃダメですよ。嘘がつけなければ、大人の人間関係は築けない」
「でも、許される嘘と、そうでない嘘がありますね。許されない嘘は、『それは認めない』と毅然と言わなければなりませんよ」
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「嘘も方便」といいますが、大人の世界には、相手を思いやる小さな嘘がたくさんありますね。
もちろん、ダメなものはダメ、ときちんと伝えなければいけません。
子どもは子どもなりに、「大人の事情」に戸惑い、反発しつつ、自分の中でバランスを取っていくものなのだと思います。
●親は嫌われてナンボ
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「とにかく、親は嫌われてナンボですよ。親だからこうしないといけない、なんて決めつけることはないんです。石の上にも3年というでしょう。その3年が中学校の3年ですよ。どんどんケンカをすればいいんです」
「皆さんが自信を持つことです。あきらめたり、手を抜いたりしてはダメですよ。とにかく自信を持ってがんばって!」
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最後は、力強くエールを送って下さいました。
角田先生は「親子の関係は、後になってみれば、笑い話にできるんです」とおっしゃっていました。
その真っ只中にいる私たちには、ほんとにそんな日がくるのだろうか・・・と苦しい日々が多いのですが、先生のこの言葉を信じて、石の上にも3年かじりついていきましょう。
今回も、人生の先輩として、子育ての先輩としての角田先生の言葉は、私たちの心にしっかり届きました。
角田先生、本当にありがとうございました!
そして機会を作って下さった校長先生、ありがとうございました。