「第6回特別講座」で大人の学び(1)
- 公開日
- 2014/02/12
- 更新日
- 2014/02/12
特別講座
2/3(月)「入学説明会」の後半に「第6回親子で学ぶ小牧中特別講座」が開催されました。
角田明先生を講師に迎えた講座の模様は、「PTAの部屋」でもご紹介しています。
【PTAの部屋】新しいこと始まりました!「第6回特別講座」 2/3
角田明先生には、「第1回親子で学ぶ小牧中特別講座」でもお世話になりました。
いつも、心に深く染みわたるお話しで、何度お聞きしても、そのたびに新しい感動を感じることができます。
今回は「中学生を持つ親の資格」と題したお話しをして下さいました。
参加者のほとんどが、春にお子さんの中学校入学を控えている保護者の方々です。
角田先生は、そういう保護者の皆さんに向けて、優しく語りかけるようにお話しをされました。
角田先生の講演のまとめです。
●大人が自信をなくしている
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「子どもが生まれて、時間がたてば、誰でも中学生の親になります」
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そうですね。中学生の親になることは特別なことではありません。しかし、子どもが、初めての中学生生活に不安を持つように、親も、初めての中学生の親生活に不安を持ちます。
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「大人(親)が自信をなくしています」
「時代が、ものすごいスピードで変わっています。親は、自分がどうやって子育てをしていけばいいのかわからないんですね」
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私たちが中学生だった頃とは、まるっきり時代が変わっています。自分の経験は、ほとんど役に立たないのです。
●子育ての経験は特別なもの
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「困ったときには、自分の親に聞いてみなさい。でも、昔の話はあてにならないかもしれないよ」
「相談するのは、先生ですよ。それも、子どもが慕っている先生に相談しなさい。そして、先生自身が子育てを経験して、その厳しさを知っているなら、安心して相談できます」
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いくら毎日学校で子どもと接していたとしても、自ら子どもを育てる経験をしてみないとわからないことがある、ということですね。
それは、私たち保護者も経験してきましたね。子どもを持つ前と持った後では、子どもに対する意識が違ってきたと思います。
●厳しい3年間になります
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「射的の的になるのが、中学生の親ですよ」
「子どもは親に向かってくるようになります。厳しい針のむしろに座らされるのが、中学校の3年間です」
「この時期の子どもは、大人の矛盾に抵抗してきます。大人批判をしてきますよ。その的に親がならなければならないんです」
「親に反抗しない子どもは、立派な大人になれないですよ。親と論争するエネルギーを持っていなければダメ。親は子どもと正面切ってケンカをすればいいんです」
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これからの3年間は、親にとっても、子どもにとっても、その後の人生のためにとても大切な時間だよ、と教えて下さっているのですね。
厳しい言葉が続きましたが、角田先生の言葉は、決して脅しのように響くものではなく、そういう覚悟がいるんだよ、その覚悟はできているかい?と問われているようで、聴衆の皆さんはきっとご自身の心を向き合ったと思います。