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ミニ版「ほろほろ通信」 2/23号

公開日
2014/03/12
更新日
2014/03/12

ほろほろ通信

ミニ版「ほろほろ通信」 2/23号

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「幼子に励まされて」
あま市の50代の男性からの投稿です。

男性は、10年ほど前に、それまで長く勤めていた会社が倒産し、その後、さまざまな仕事を経て人材派遣会社に登録しました。
現在は、派遣先の名古屋市内の駐輪場で働いています。

以前は無料だった駐輪場の利用が、有料化されたときのこと。
利用者から「横暴だ」などと、ずいぶん厳しい言葉を浴びせられたこともありました。
しかし、日がたつにつれ、利用者とコミュニケーションを交わせるようになりました。

男性は、今の仕事を「接客業」と強く自覚して働いています。
小さな子どもが預けに来たときは、できるだけ出口に近い場所に止めてあげ、出庫するときには手伝うこともあります。
スピーディーに入庫できるように、こちらで利用券のシールをサドルに貼ってあげますが、大半の人からは感謝されるが、中にはおせっかいだと反感を買われることもあります。
「気遣いもなかなか難しいです」と男性は話します。

毎朝、通勤や通学の人とあいさつをするのが、男性の楽しみです。
そんな中、一組の母娘と顔なじみになりました。
自転車のチャイルドシートに乗った2歳くらいの娘さんが、男性に「おはよう」と声をかけてくれるので、男性も「おはようございます」と応えます。
夏は「暑いね」と言うので、「ほんと暑いね」と返事をします。

その年頃で人見知りをしない愛らしさと、向こうからあいさつをしてくれることに感激しました。
そばで母親もにこにこと見守っています。
どんなに疲れていても、どんなに嫌なことがあっても、一瞬に吹き飛んでしまう、と男性は話しています。
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見ず知らずの人であっても、あいさつされると気持ちが良いものですね。

あいさつには不思議な力があります。

学校でも家庭でも、子どもたちに「あいさつをしっかりしよう」と教えますが、その手本となるように、私たち大人が「気持ちの良いあいさつ」を心がけていきたいですね。