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ミニ版「ほろほろ通信」 4/20号

公開日
2014/04/22
更新日
2014/04/22

ほろほろ通信

ミニ版「ほろほろ通信」4/20号

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「誰がトイレットペーパーを?」
一宮市の木曽川中学校の先生からの投稿です。

木曽川中学校では、毎朝、始業前に全校生徒で校内清掃をしています。
1/27(月)の朝。
先生が清掃前に体育館のトイレをのぞくと、手洗い場のところに、かわいいイラストのビニール袋に入ったトイレットペーパーが置かれてありました。
まるで誕生日のプレゼントのように、袋の口がきれいなモールで結んであります。

近くにいた生徒に「これは何?」と尋ねましたが、「わかりません」とのこと。
よくよく見ると、中にメモが1枚入っていました。
「本日はありがとうございました。 大和中バレー部一同」

そこで、体育館の清掃をしていた男子バレーボール部の生徒に「昨日か一昨日、大和中学と練習試合をしたの?」と尋ねると、「はい、土曜に」とのことで、ことの次第が判明しました。

一宮市の大和中学校のバレー部員が練習試合にやってきました。
当然、トイレを使用します。
使う人が増えるので、トイレがいつもより汚れるに違いない。
そのおわびとお礼の気持ちを込めて、トイレットペーパーをそっと置いていってくれたのでした。

先生は、さっそく校長先生にこのことを報告し、大和中の校長先生にお礼の気持ちを伝えてもらいました。
「他校の生徒を招いて試合をするのに、わが校では土曜にトイレの掃除をしてお迎えすることができなかったことが悔やまれます。
大和中バレー部は強豪校。
その背景に、こうした気遣いがあるからだと思いました。
心は見えないけど、心遣いは見えるということを、子どもたちに伝えていきたいと思います」と先生は話しています。
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このお話は、以前「PTAの部屋」でもご紹介したことがあります。

【PTAの部屋】「ありがとう」の伝え方 1/27

一宮市立木曽川中学校と大和中学校の学校HP上で交わされた、ステキな記事の連携に「ありがとう」の想いの伝え方を教えていただきました。

これは部活動中のできごとでしたが、この一件のおかげで部活動が「教育活動の一環」だということに、改めて気付かせていただきました。

技術を磨き、勝負に勝つことは、もちろん大切ですが、それだけでなく「心を育てる」ことも部活動の大切な役割なのですね。

これから1年生の部活動が始まります。
2・3年生は、先輩として、「ABCDの原則」や、これまでの部活動の中で伝統的に受け継がれてきたことを、しっかり1年生に伝えていってほしいと思います。


【関連記事】

●一宮市立大和中学校HP 4月20日(日)<笑顔・輝け・大中>おめでとう!男子バレー部

●一宮市立木曽川中学校HP 4.21 心づかい