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「全国学テ」のおはなし

公開日
2014/04/24
更新日
2014/04/24

管理人室

先日、全国一斉に、小学6年生と中学3年生を対象に「全国学力・学習状況調査」(通称:全国学テ)が行われました。

当日は、新聞やテレビのニュースでも大きく取り扱われていましたし、実施日を勘違いしていて翌日に実施する県内の小学校があったりして話題になりました。
今年度から、各地の教育委員会の判断でテストの結果を公表できるようになったことも、話題の一つです。
学校HPでも、関連する記事が掲載されました。

【小牧中HP】全国学力・学習状況調査の学校質問 4/23


このテストは、子どもたちや学校を序列化するものではなく、国が求めている学力が、子どもたちにどの程度身についているのかをはかるための判断材料となるテストです。
そのため、テスト以外にも、学習に関する質問に答えるアンケートもあるようです。
文部科学省では、それらのアンケート結果とテストの結果をもとに、学習環境と学力の相関について分析し、毎年9月に結果を公表しています。

とはいえ、テスト結果は数字で出ますので、全国平均を下回る結果だった自治体にとっては、いろいろと物議を醸し出す原因になります。
今年も、学校ごとのテスト結果を公表するかどうか、各地の教育委員会に調査した結果が、大きく報道されていましたが、全体的に公表する自治体は少ないようです。

この「全国学テ」について、昨年の「ミニミニ講演会」で校長先生からとても興味深いお話しを伺いました。
実は、全国の平均点の差異はそれほど大きなものではなく、「順位」について一喜一憂する必要はない、というお話しでした。
以下に、その時のお話をまとめた記事がありますので、ぜひご覧ください。

【PTAの部屋】9/30 ミニミニ講演会(2) 〜校長先生編〜 2013/10/03


私たち保護者にとっては、子どもたちの学力はとても気になることですね。
普段は学校内での順位や成績で子供の学力をはかっていますが、高校受験のときには、他校の生徒と一緒に受験することになります。
いくら小牧中で成績がよかったからといって、それがそのまま受験に反映されるとは限らないのです。
そう考えると、例えば県内での小牧中の「順位」というのは、保護者にとっては関心が高いことだと思います。

しかし、学校で学ぶことは「受験のための勉強」だけではないはずです。

集団生活を通して、人間関係の難しさ、仲間と協力するすばらしさ、「ABCDの原則」のような社会に出てからも必要になる人としての資質など、数えきれないほどのことを、子どもたちは学んでいきます。

もちろん「学力」はとても大切なことですが、そればかりに意識をとらわれず、親として、大きな視野で子どもたちを見守っていけるといいですね。