5/29 第1回 ミニミニ講座(1)〜波多野先生編〜
- 公開日
- 2014/06/03
- 更新日
- 2014/06/03
総務委員会
5/29(木)「PTAサロン」「リサイクル販売」と並行して「ミニミニ講演会」を開催しました。
今回ご登壇いただいたのは、波多野先生と玉置校長先生のお二人です。
【波多野先生編】
波多野先生は、2年1組の担任をされており、教科は国語です。男子バスケットボール部の顧問をされており、ご自身も学生時代はずっとバスケットボールをされていたそうです。
地元小牧出身の若い先生に、ご家族の話や国語の話を、たっぷりとお話しいただきました。
●地元出身です
波多野先生は、光ヶ丘の出身です。まさに、地元っ子ですね。
身長に比例して、異常に(!)座高が高い、ということがトレードマークで、中学校に入学するときの制服の採寸のときのエピソードを話してくださいました。
制服の業者さんが、納得がいかずに「おかしいなぁ」と言いながら、何度も股下を測り直したので、子ども心に「自分は足が短いのか」と妙に納得した、とおっしゃって爆笑を誘っていました。
おそらく、ずっとコンプレックスに感じていた出来事だったでしょうが、笑いに変えてお話ができるおおらかさには、とても好感を持たれた保護者も多かったのではないでしょうか。
●2児の父です
「とってもきれいな」奥さまと、5歳の娘さん、2歳の息子さんの4人家族だそうです。
驚いたのは、お二人のお子さんの誕生日が同じ日、それも「ミニミニ講演会」翌日の5/30だということでした。
ちゃっかり、校長先生に「ということなので、明日は早く帰らせてください」なんてお願いをされていました。
きっと楽しいお誕生日になったことと思います。
二人のお子さんは、とても口が達者で、いろいろとおもしろい発言エピソードを聞かせていただきました。
私たち中学生の保護者にとっては、遠い昔の日々を懐かしく思い出すお話で、「そんなこともあったよね」という微笑ましい気持ちになりました。
●どうして国語を勉強するのか?
「いつも最初の授業のときに、子どもたちにこの質問をします。どうしてだと思いますか?」
「う〜ん、考えたこともなかった」という表情の皆さんに、波多野先生は、ご自分の師である先生の言葉を話されました。
「国語、というのは、国の言葉。植民地だった国は、支配されていた国の言葉が国語になっている。日本語は、2,000年以上の歴史を持つ言葉で、こんなに長い歴史を持った単一言語は非常に珍しい」
波多野先生は、その師の言葉を通じて
「日本語を学ぶことは、日本の歴史そのものを学ぶことだ」
と感じられて、その奥深さに感銘を受けたそうです。
●国語は文化を学ぶことにもつながる
波多野先生が中学生のときに、「国語って奥が深い」と思われたエピソードを教えてくださいました。
英語の時間に、英作文を作っていたときのことです。
「懐かしい」という言葉を使って、英文を作ろうと思ったところ、どんな単語を使えばよいのかわからず、先生に質問したそうです。
すると、先生の答えは「懐かしい、という表現は、英語にはないよ」というものでした。
日本人なら誰でも持っている「懐かしい」という感覚が、英語を使う人々にはない、ということを知り、文化の違いが国語には表れているんだと感じたそうです。
言葉には、それを使う国々の「文化」までも含まれている、というお話をお聞きして、日本人として「国語」に誇りを持って、大切に使っていこう、という気持ちになりました。
たくさんの保護者の皆さんの注目を一身に受けて、とても緊張されていた波多野先生。
汗だくになりながら、一生懸命にお話される姿に、誠実な人柄がにじみ出ていました。
子どもたちの前で話すのとは勝手が違い、戸惑われたことと思いますが、保護者にとっても、波多野先生から直接お話を聞けてことはとてもよかったです。
ありがとうございました!