★「普通救命講習」で大人の学び
- 公開日
- 2014/08/20
- 更新日
- 2014/08/20
管理人室
8/19(火)のPTA教養講座「普通救命講習」では、「心肺蘇生法」や「AEDの使い方」だけでなく、いろいろなことを学びました。
簡単にご紹介したいと思います。
【 年間6万人 】
これは、「心臓突然死」で亡くなった人の数です。
そんなに多くの方が「突然に」亡くなっているという現実に、とても衝撃を受けました。
身近なところで起きていなければ、どこか他人事のような気になってしまいますが、現実には毎日どこかで誰かが「突然」亡くなっているのです。
私たちは、もっと「心肺蘇生」や「AED」に関心を持った方がよいと感じました。
これは大人に限ったことではありません。
小牧中学校では、昨年から3年生の生徒全員が「普通救命講習」を受講しています。
中学生も「助ける人」になれるのです。
私たちも、子どもと一緒に学んでいきたいですね。
3年生の保護者の皆さんは、ぜひお子さんに講習の内容を聞いてみてください。
【 AEDを使った場合の1ヶ月後社会復帰率は約40% 】
AEDを使ったからといって、すべての人が助かるわけではありません。
しかし、AEDを使用しなかった場合と比較すると、約2倍の効果があるそうです。
救急車が現場に到着するまでは、およそ10分かかるそうです。
心停止した場合は1分でも1秒でも早く対応した方がよいことは、皆さんよくご存じだと思います。
目の前で人が突然倒れたら、誰でも気が動転して慌ててしまいます。
でもなにもしなければ、倒れた人は確実に状態が悪くなってしまいます。
とにかく「心臓マッサージをすること」、「AEDがあれば使うこと」が大切だと教えていただきました。
【 迷わず使う 】
AEDのことは知っているけど、使い方がわからない、という声をよく聞きます。
AEDはスイッチを入れれば(最新式のものは、フタを開けたら自動的に電源が入るそうです)、機械が使い方を音声で指示してくれます。
そうは言っても、実際に見たことがなければ、とても戸惑いますね。
ですから、できるだけ多くの人に「普通救命講習」を受講していただきたいと思いますが、なかなか難しいことです。
今は、ネット上に「AEDの使い方」を解説する動画がたくさんありますから、それをご覧になるとよいのではないかと思います。
応急処置は、とにかく「時間が勝負」になります。
「意識がない」「呼吸がない」と言う場合は、迷わずAEDを使ってください、と講師がおっしゃっていました。
電気ショックが必要かどうかは、機械が判断してくれます。
応急処置やAEDを使ったときに、もしもケガをさせてしまったりしたらどうしよう、と心配になることもあるかもしれません。
応急処置や救命処置については民法でも免責されているそうです。
昨日の講習でも「たとえ心臓マッサージで骨折したとしても、骨折は治るけど、心臓が止まってしまったら死んでしまう。だからとにかく心臓マッサージをしてほしい」とのお話しがありました。
ぜひ「迷わず使う」ということを覚えておいていただきたいと思います。