★【特別講座】第4回特別講座で「大人の学び」
- 公開日
- 2014/12/23
- 更新日
- 2014/12/23
特別講座
12/20(土)「第4回親子で学ぶ小牧中特別講座」が開催されました。
学校HPでも紹介されていますので、合わせてご覧ください。
【小牧中HP】第4回親子で学ぶ小牧中特別講座 12/21
今回の講師は、上方講談の旭堂南海さんです。
南海さんには、一昨年、昨年の特別講座にも来ていただき、今回で3回目の来校となります。
毎回、身近な歴史物語を語っていただき、講談に初めて触れる参加者にも好評です。
今回も、夫婦の情や親子の情を語っていただき、その中にもたくさんの笑いをちりばめた、とても楽しい講談でした。
先の学校HPにもあるように、今回の目玉は、小牧中の社会科の先生方との「歴史物語のウソを見抜け!対決」でした。
お題の「明治天皇」について、南海さんが史実に基づいた物語を語ってくださいます。
実は、その中には、いくつかの「ウソ」が紛れ込んでいるのですが、それを見抜けるか?
すべて見抜ければ先生の勝ち、見抜けれなければ南海さんの勝ち、という勝負です。
実際に、南海さんは、中学生(光ヶ丘・篠岡)に向けて、こうしたことを授業として行っていらっしゃいます。
中学生は、社会の教科書や資料集をくまなく調べて、南海さんの物語の「ウソ」を見抜くのだそうです。
このような経験は、教科書や資料集には、たくさんの情報が書かれていることを知るきっかけになります。
参加していた大人たちは、南海さんの物語が巧妙過ぎて、どこにウソが紛れているのか、ほとんどわかりませんでした。
例えば「五箇条の御誓文」という言葉は聞いたことがありますが、その内容はまったく覚えていませんでしたし、いつの時代の話なのかもわかりませんでした。
南海さんがおっしゃっていたのは「覚えていると思いこんでいるほど、詳しく調べたりしないので、だまされやすい。調べたとしても、細かいところは見落としがちなので、だまされてしまう」ということでした。
私たちは、「知っているつもり」ということが、意外に多いことに気付かされました。
今、ネットを使えば、なんでも簡単に検索できますね。
しかし、それらの情報が正しいものなのか、ウソなのかを見抜く力が必要です。
子どもたちにとても身近な教科書や資料集は、確かな情報がたくさん詰まっている優れものである、ということがよくわかりました。
今回の対決は、見事に小牧中の社会科の先生方の勝利でした。
始まる前から、校長先生にプレッシャーをかけられて、とても緊張している様子でしたが、教科書や資料集を見ずとも、次々とウソを見抜いていかれる姿は圧巻でした。
藤田先生、近藤先生、石本先生、ありがとうございました。
楽しい講談はもちろん、このような貴重な経験をさせてくださった旭堂南海さん、校長先生、本当にありがとうございました。
冷たい雨が降る中、小牧中にお越しいただいたたくさんのお客様にも感謝しています。ありがとうございました。