【市P連】県P連合同研修会 講演会(3)
- 公開日
- 2012/08/24
- 更新日
- 2012/08/28
市P連
8/7(火)県P連合同研修会 講演会のまとめ 第3回
配布資料を基に、再構成してまとめてあります。
【演題&講師紹介】
「ケータイ&スマートフォン、これくらいは知っておこう!」
〜デジタル社会を健やかに生きる子供を育むために〜
尾花 紀子氏
※Webサイトはこちら
※尾花氏監修 EMA 「ケータイ・インターネットの歩き方 〜子どもが安心・安全につかうために〜」
●スマホ(スマートフォン)のこと
最近は、スマートフォンの普及率が急速に伸び、子供たちもスマホに興味津津です。
スマホは「進化版のケータイ」と思っておられる方がいらっしゃいますが、それは違います。
スマホは「通話機能付き小型パソコン」です。
パソコンですから、「アプリ」を入れさえすれば、いろんなことができるようになります。とても便利ですね。
しかし「アプリ」にも注意が必要です。
中には「個人情報」にアクセスするアプリがあります。
知らないうちに、スマホの中の連絡先データにアクセスしていたり、GPS機能を使ってスマホの位置情報に勝手にアクセスしていることもあります。
「フィルタリング設定しているから大丈夫」は、もはやスマホでは通用しません。
フィルタリングは、有害サイトの閲覧を防ぐだけで、動画やアプリのダウンロードやメール受信でのウィルス感染を防ぐことはできません。
パソコンと同じように、ウィルス対策ソフトの導入が必要です。
またソフトを入れただけではダメで、しっかり更新することが大切です。
● スマホへの買い替え、どうする?
中学生でも、スマホ所有率は高くなってきています。
しかし、安易な買い替えは危険です。
ケータイとスマホの違いをきちんと理解し、安全に使うための「技術力」「判断力」「責任力」「自制力」が備わっていると判断できるまでは、スマホを持つには時期尚早と考えましょう。
判断するポイント
<ウイルス感染の可能性もある高性能なスマホだから、自分で危機管理できますか?>
- セキュリティ対策ソフトを導入する
- パターンファイル(ウィルスを定義するファイル)を常に最新の状態に保つ
- 送信者に心当たりのないメール(添付ファイルを含む)は開かずに削除する
- 怪しげなWebサイトや、怪しげなコンテンツにアクセスしない、利用しない
- アプリケーションは信頼できるものだけを利用する
<いろんなことができる多機能なスマホだから、自分をしっかりコントロールできますか?>
- 家族、友達、先生などとの、リアルなコミュニケーションを大切にする
- 食事、宿題、登下校など、自分がすべきことを優先させ、スマホはその次に
- 使っていない時は手から離す(例:食事中・入浴中は部屋に置いておく)
- 使わない時間帯を決める(例:勉強中・就寝中は電源を切る)
スマホへの買い替えは、上記のポイントをお子さんとしっかり話し合って、子供がきちんとできているな、と保護者が「OK」を出せるようになってから検討しましょう。