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2024年12月までの記事

9月11日という日

公開日
2012/09/11
更新日
2012/09/11

総務委員会

今日は9月11日です。何の日かご存知でしょうか?


昨年の3月11日に、東日本大震災が発生しました。

あの日から、今日で1年半の時間が過ぎました。


時間が経つにつれて、東北のニュースは減り、私たちが被災地の現状について知る機会も減ってしまいました。

今日のように、区切りになる時になると、メディアは被災地の現状を競って伝えます。

「少しずつ、復興が進んでいます。お店や工場が再開しました」

「まだまだ、復興への道のりは遠いです。がれきの山はいたるところに放置されたままです」

「行方不明者はなお2814人。警察などが今も捜索を続けています」

いろいろなニュースが流れています。

どれも事実です。被災地の範囲が広すぎて、とても一言では言い表すことができないのです。


一時の熱狂的とも言える被災地への関心も、時間の経過とともに、少しずつ薄れていってしまっている…と感じることはありませんか?

今なお、不自由で大変な思いをしながら、それでも復興に向かって一歩ずつ進んでいる、被災地の皆さんがいらっしゃいます。


今朝の中日新聞に「私たちを忘れないで」という記事が掲載されていました。

津波で息子さんを亡くされたお母さんが、息子さんが通っていた閖上中学校で震災の語り部をされているという記事でした。

息子さんが生きていた証を、普通の生活があった昨年の震災前までのことを、忘れないでほしい。

そして、今ここに生きる自分たちは、絶対に忘れないよ、という想いが、お母さんの活動を支えているのでしょう。


私たちも、忘れずにいたいですね。

いつも、被災地の皆さんに心を寄せていたいですね。

それぞれができることで、ずっと応援し続けていくこと…あの日から1年半の今日、親子で、ご家族で、改めて考えてみませんか?


※写真は、本日(9/11)の中日新聞朝刊1面に掲載された記事です。