ちゅうでん 記念講演会(9) 『最終回』
- 公開日
- 2012/10/08
- 更新日
- 2012/10/08
総務委員会
ちゅうでん教育振興助成贈呈式 記念講演のまとめ 第9回(最終回)
10/6(土)「ちゅうでん教育振興助成贈呈式」の記念講演の内容を、感想を交えてまとめたものです。
【演題&講師紹介】
「学校・家庭・地域で取り組む防災教育
想定を超える災害から子どもたちの命を守るために」
片田 敏孝氏
群馬大学大学院工学研究科
社会環境デザイン工学専攻
広域首都圏防災研究センター長・教授
●風化と忘却
「災害の記憶を風化させない」よく言われる言葉です。
片田先生が、とても興味深いことをおっしゃいました。
「広辞苑で、『風化』と引くと、それは人々の中に教えとして定着し、語るに及ばない常識となること、となっています」
つまり、誰もが知っている、当たり前の常識になってしまうことなのですね。
一方、忘れてしまうということは『忘却』だとおっしゃいました。
東日本大震災の記憶や教訓を『忘却』することなく『風化』させていくことが、これからの時代を生きていく我々に課せられた課題なんだな、と感じました。
これからも、被災地を忘れずに、ずっと心を寄せていきたいですね。
片田先生、すばらしい講演を、ありがとうございました。