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「鍛える・学び合う学び」に学ぶ

公開日
2012/10/09
更新日
2012/10/09

総務委員会

先日、学校HPに「2学期からの授業づくりに"鍛える"をキーワードにしましょう」という記事がアップされていました。
ご覧になりましたか?
(2学期からは「学び合う学び」に「鍛える」をプラス 10/7)


小牧市内の小中学校では、小牧市教育委員会が提唱する「学び合う学び」を授業づくりの中で進めています。
「学び合う学び」については、この「PTAの部屋」でも、何度か記事にしてきました。
(「学び合う学び」に学ぶ 5/14)

学校HPでも、授業の中で、グループで話し合う時間を通して、「学び合う学び」を実践している様子がアップされていますね。
それらを拝見していて、「人の意見を聞く」「自分の考えを話す」「グループの意見をまとめる」などの力をつけている生徒たちの様子がよくわかります。


保護者として、最近の子どもたちを見ていて、「自分で考える」という経験が減っているな、と感じています。

例えば、子どもが何か新しいことを始めるとき、何かを選択しなければならないとき、「どうしよう」と迷います。
まずは、友達や親や先生などに相談しますね。
そのときに聞いた意見を、あまり深く考えずに「じゃぁそれでいいや」と受け入れてしまうことが多いように思うのです。

もちろん、いろいろなアドバイスを聞いて、それを取り入れていくことは悪いことではありません。
自分だけの狭い視野を、広げてくれることにもつながります。


でも、決断する前に、もっと自分で考えることが必要ではないでしょうか?
「自分で考えて決めた」ということは、「自分で自分に責任を持つ」ということだと思うのです。
安易に人の意見に流されていると、うまくいかなかったときに「だって、誰々さんに言われたから」と言い訳ばかりになってしまいます。


私たち保護者は、子どもたちに、いろいろなものを「与えすぎている」と感じています。
子どもが考える間もなく、すぐに答えを要求し、意に沿わない答えに対しては、親の意見を押し付けてしまいます。

私たちが子どもに与えなければならないのは「選択肢」や「考える時間」であって、「親の望む答え」ではないのではないでしょうか?


「鍛える」というキーワードは、子どもたちだけでなく、私たち保護者にとっても当てはまることだな、と感じています。


学校での「学び合う学び」の中で、子どもたちには、もっともっと「自分で考える」経験をしていってほしいなと思います。

そして、私たち保護者も、子どもたちが「自分で考える」ことができるように、「子どもを信じて待つ」という気持ちを鍛えていきたいですね。