「第4回夜の小牧中」で大人の学び(2)
- 公開日
- 2012/11/16
- 更新日
- 2012/11/16
総務委員会
11/11(日)「第4回親子で学ぶ夜の小牧中学校」での大人の学び 第2回
講談から学ぶ小牧の歴史のおもしろさ
〜旭堂南海さんとともに過ごす夜〜
●講談師はウソつき?
南海師匠は「講談師はウソつきですよ」ともおっしゃいました。
そもそも、講談師が語る物語自体が、フィクションでもあります。
歴史物語は、基本的な部分は史実に基づいていますが、細かい部分はドラマティックに演出されています。
聴衆は、堅苦しい史実の話を聞きたいわけではなく、登場人物の人間味あふれる姿が躍動する楽しいお話を聞きたいのです。
しかし、南海師匠は、歴史をとてもよく勉強されています。
本当のことをしっかり勉強された上で、物語をわかりやすく、面白く演出されているのです。
確かな知識に裏打ちされているからこそ、聴衆は引き込まれ、聞き惚れるのだな、と感じました。
中には、「そこは違うじゃないか!」ときっちり指摘できる聴衆もいるでしょう。
どこが間違いか?ということを見破ることも、講談の楽しみ方の一つのようです。
講談師は、そういった指摘が出ないように、細かいところまで気を使い、うまくだませるように考えて、芸を磨いていきます。
そうやって、講談師と聴衆が、講談を高め合ってきたのですね。
●小牧山吉五郎のおはなし
小牧山吉五郎の伝説をご存知ですか?
昔々、小牧山には「吉五郎狐」という狐の大将がいて、近辺の狐の大親分だったそうです。
その小牧山吉五郎の、アクションあり、ロマンスありの、とても楽しいお話を聞かせていただきました。
小牧中学校のお膝元で、こんな楽しい伝説があったなんて、地元の誇りですね。
子供たちには、織田信長築城の小牧城や吉五郎狐がいた小牧山を、郷土の誇りとして、大切にしていってもらいたいなと思います。