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ミニ版「ほろほろ通信」 11/18号

公開日
2012/11/20
更新日
2012/11/20

総務委員会

ミニ版「ほろほろ通信」11/18(日)号

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「おばあちゃんに見守られて」
名古屋市熱田区の女性からのお便りです。

この女性は神奈川県の出身。
幼いころ、母方の実家によく泊まりに行き、おばあちゃんに面倒を見てもらっていたそうです。

その大好きなおばあちゃんが、最近亡くなられました。
子育て真っ最中で、ご主人も仕事で帰りが遅く、家を離れられない。
女性の母親(おばあちゃんの娘ですね)は、「遠いから無理して来なくていいよ」と言ってくれたそうです。
迷った末に、この女性は次のような弔電を打ちました。
「おばあちゃん、私が生まれたときからたくさん世話してくれてありがとう。お泊りした楽しい思い出は一生忘れません」

告別式の翌日、母親から、入院中のおばあちゃんの様子を聞いたそうです。
「ベットの上で子どもの世話をしているみたいだったよ。おんぶしたりして」
「肩が凝って重いから、私に早く背中から下ろしてって言うのよ」

その時、女性は気が付きました。
おばあちゃんは、病院のベットで、孫の自分の世話をしていたのだということに。
その頃のおばあちゃんの年齢を考えると、おんぶすることは体力的につらかったに違いない・・・と思うと、胸が痛くなったそうです。

「思うようにいかないこともあるけど、おばあちゃんがしてくれたように、しっかり子育てしていきます。これからも心の中にいて見守っていてね」
と、この女性は言っています。

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私たちは、周りの人々に支えられ、見守られて、大人になったのですね。

今、自分が子供を育てる段階になって、初めてわかることがたくさんあります。
「あの時の、親の気持ち」もそうですね。
「そうだったのか。あの時、親はこう思っていたんだ」と、改めて気づくことがありませんか?

きっと、子供たちは、私たち親や大人にいろいろ言われることを「うっとうしいな〜」と思っていることでしょうね。あの時の私たちも、そう思っていましたから。

でも、いつか彼らが大人になった時に、今の私たちが気付いたように「そういうことか!」と思えるように、いろいろなことを伝えていきたいなと思います。