「第5回夜の小牧中」で大人の学び(2)『最終回』
- 公開日
- 2012/12/10
- 更新日
- 2012/12/10
総務委員会
12/2(日)「第5回親子で学ぶ夜の小牧中学校」での大人の学び 第2回(最終回)
環境科学者から学ぶエネルギーのこれから
〜名大・山本鋼志先生とともに過ごす夜〜
●トイレのないマンション
現在の日本には、原子力発電に使用した後の「使用済み核燃料」の行き場がありません。
そのことを称して「トイレのないマンションと同じだ」という言葉を、テレビや新聞のニュースで耳にしたことがある方も多いと思います。
山本先生のお話しの中にも、この言葉が出てきました。
原子力発電の是非については、来週行われる衆議院の総選挙でも争点になっていますが、日本はこの「トイレのないマンション状態」にあるという事実は、多くの人々に知っていただきたいことですね。
●子どもたちに伝えたいこと
山本先生が、子どもたちに伝えたいこと。
それは「体力が大切!」ということだそうです。
何をするにしても、「身体が資本」ということは昔からよく言われることですが、山本先生が大学生を見ていて思うのは、「やはり必要なのは体力だ」ということだとおっしゃっていました。
「体力が尽きると、気力も尽きる」
気力が尽きてしまうと、なかなか立ち直れませんね。気力が満ちていれば、何度でもやり直すことができます。
体力と気力は相関関係にあるようです。
また、山本先生は「遊び心が必要だ」ともおっしゃっていました。
新たな実験を始める時、実験に行き詰まった時、ちょっとした遊び心があれば、状況の打開ができることもあるそうです。
中学生の皆さんに、今やっておいてほしいこと。
それは「勉強」はもちろんですが、体育や部活などの「運動」で体力をつけることもそうなのですね。
今しかできないことを思い切りがんばって、今を大切に日々を過ごしてほしいな、と思いました。
山本先生、楽しい実験と豊かな学びの時間をありがとうございました。