ミニ版「ほろほろ通信」 1/20号
- 公開日
- 2013/01/21
- 更新日
- 2013/01/21
総務委員会
ミニ版「ほろほろ通信」 1/20(日)号
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「おせっかいなおばさんより」
東海市の女子高校生からの投稿です。
毎年お正月の時期に楽しみなのが、年賀状ですね。
いつものように、郵便受けに年賀状を取りに来たところ、年賀状の束と一緒に、一通の封書が届いていました。
開封してみると、中には透明なビニール袋に包まれた、クラスメートからの年賀状が入っていました。
そして、添えられていた手紙には、次のように書かれていたそうです。
「12月31日、道でこの年賀状を拾いました。このままポストへ入れようかと思いましたが、真心を込めて書かれたハガキにタイヤなどの跡が付いており、汚れてしまっていたので、その旨をお知らせしておいた方が良いと思い、送りました。風が強く吹いていたので、一枚だけ飛んでしまったのでしょうね。あなたや友達にとって飛躍の年になりますように」
差出人の住所はなく「おせっかいなおばさんより」と書かれていたそうです。
新学期が始まり、友達にその話をすると、兄に投函を頼んだが、途中で落としてしまったのではないか、ということでした。
しかし、おかげで、知らない方の心遣いに触れることができた、感謝の気持ちでいっぱいです、と彼女はとても喜んでいます。
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投函前の年賀状を拾ったとき、そのままポストへ入れてあげるだけでも、十分親切ですね。
それを、わざわざ自宅へ持ち帰り、丁寧に包み直して投函してあげるとは、なかなかできることではないと思います。
きっと「おせっかいなおばさん」は、汚れてしまった年賀状を受け取った時の、この女子高生のガッカリした気持ちを思い、少しでもその気持ちを晴らすことができれば、と考えての行動だったのでしょう。
見知らぬ誰かへの思いやりの心が持てるこの方は、いつでもまわりの人々への思いやりにあふれた女性なのでしょう。
見習いたいですね。