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2/9 第6回 全委員会(2) 〜校長先生のお話〜

公開日
2013/02/10
更新日
2013/02/10

全委員会

第6回全委員会の中で、校長先生から、今年度の小牧中学校の教育活動についてのお話しがありました。
小牧中の現状についてよくわかる、率直なお話しでしたので、ご紹介したいと思います。


●重点的に取り組んだこと

−「いじめ」の問題

昨年問題になった大津のいじめ自殺に関連して、小牧中でも、教職員が「アンテナを高く」して、早期発見・早期対応のために連携して取り組む体制づくりを進めていること。


−「いのち」の実感を持たせる

来年度は、「いのち」をテーマとして教育を進めていく。
校長講話を「いのち」に関する内容で統一し、「いのち」の実感を持たせる授業づくりを進めること。
小牧消防署に協力してもらい、救命救急士講習を行い、生徒に「普通救命講習修了証」の取得をさせること。


−「体罰」の問題

大阪の桜宮高校での体罰問題に関連して、小牧中では、「体罰はどのような場合も許されるものではない」ということを徹底して教職員に周知してきた。

ただし、例えば落ち着かせて話をするために「正座」をさせるようなことはあり得る。
教育的措置として、場面転換が必要なこともあり、短時間「正座」をさせることはあってもよいと考えている。


●視察を通じての「学校評価」

今年度はいろいろな方々に、学校視察に来ていただいた。
校長としては、「特別な状態ではなく、普段の小牧中を見てほしい。
だから校内のどこを見ていただいても構わない」というスタンスで対応してきた。

先日視察に来ていただいた大阪の方々からは、小牧中のこんなところがすばらしい、という内容のお手紙をいただいた。

例えば
・トイレのスリッパが、いつでも整頓されている
・気持ちのよいあいさつをしてくれる
・学生服のボタンがきちんとはめられている
・男女とも頭髪の乱れがない
・授業中、話をしている人の方を向いて、きちんと話が聞けている
・話し合う場面で、机が自然にくっついている

また先生方についても
・授業中の先生の声が大きすぎない
・職員室の明るいムード

など、いくつも良い点を指摘していただいた。
これらは、すべて「ABCDの原則」がきちんと浸透していることの現れだが、裏を返せば、こんな「当たり前のこと」ができていない学校が全国にはたくさんあるということ。
小牧中はすばらしい学校になっています。


小牧中では、日頃から学校HPで、いろいろな教育活動や、学校の様子、生徒たちの様子が発信されています。
このことは、私たち保護者にとって、とてもありがたいことです。
おかげで、学校に対する不安が解消され、学校への理解につながっています。

今年度、校長先生を筆頭に突っ走ってきた小牧中ですが、来年度もさらにパワーアップして、「新しい小牧中」に生まれ変わろうとしています。
保護者も、そんな小牧中に期待して、協力していきたいですね。