ミニ版「ほろほろ通信」 3/3号
- 公開日
- 2013/03/04
- 更新日
- 2013/03/04
総務委員会
ミニ版「ほろほろ通信」 3/3(日)版
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「困っている人に優しくしなさい」
岩倉市の40代の女性からの投稿です。
この女性は10年前に離婚し、無我夢中で働いて子供を育ててきました。
つらい時、いつも周りの人に助けられて、今日まで生きてこられたことへの恩返しにと、困っている人に親切にしようと心掛けているそうです。
女性の娘さんの昨秋ごろの出来事です。
通勤途中の名鉄犬山線が故障のため停車したため、途中の扶桑駅で降り、タクシー乗り場に並んだそうです。
タクシー乗り場は長蛇の列。タクシーはなかなか来ない。
ようやく自分の番になった時、娘さんは後ろに並んでいた男性に思い切って声を掛けました。
「どちらまで行かれますか?」
同じ方向なら同乗してもらおうと思ったそうです。
残念ながら、その男性の行先は異なっており、娘さんは、もう一度勇気を振り絞って、その後ろに並んでいた男性にも同じように声を掛けました。
やはり方角が違ったそうですが、男性2人が相談して「方向は違うけど、せっかくなのでお言葉に甘えて同乗させてください」と言ったそうです。
車中は自己紹介などで話が弾み、一番最初に娘さんが降りる時、そこまでの料金を払おうとすると「気持ちがうれしかったから」と男性たちはお金を受け取らなかったそうです。
娘さんの母である女性は、「娘にも困っている人に優しくしなさい、と普段から話していて、娘の行動にもうれしいけれど、2人の男性にも心からお礼を申し上げたいです」と話しています。
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親切は「恩送り」ですね。
アクシデントに見舞われた時、自分のことだけでなく、他の人々へも思いを馳せることができる子供に育てられたこの女性は、本当に立派なお母さんだと思います。
この娘さんは、いつもお母さんが他人に親切にしている姿を見て育ったのでしょう。
私たちも、態度で示せる親でありたいですね。