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入学式での連絡事項から(2)

公開日
2013/04/08
更新日
2013/04/08

総務委員会

入学式での連絡事項から 第2回


●新学期の体調管理についてのおはなし

養護教諭の山崎先生から、各種調査票の記入についてや健康診断についてなどのお話しがありました。
その中で印象に残ったことは、子どもたちの新学期の体調管理についてです。

山崎先生は
「お父さん、お母さん、今日、子どもたちは教科書を持って帰りますが、一度それを持ってみて下さい。とても重くて驚かれると思います。小学校に比べて通学距離が長くなる子どもが多いと思いますが、緊張しながら重いカバンを持って通学するので、体調を崩すことも出てきます。あまりムリをさせないで、休養が必要な時は休ませて下さい」
というお話をされました。


季節の変わり目は、大人でも体調を崩しやすいものです。
まして新生活が始まったばかりの子どもたちは疲れもたまるでしょう。
お子さんの体調管理には、気をつけてあげていただきたいと思います。


●重いリュックはかわいそう?

よく新入生の保護者の方から「子どもの教科書が重くてかわいそう」というお話しを聞きます。

上記の山崎先生のお話しの中にもあったように、中学校の教科書は厚くて重いので、毎日持ち帰るのは大変です。
そこで、保護者の方から学校へこんな電話がかかってくるそうです。
「教科書が重くてかわいそう。学校へ置いていってもいいようにできませんか?」
「教科書が重くてかわいそう。自転車通学にして下さい」
もちろん、それぞれ認められることではありません。
学校にはルールがあり、自転車通学の範囲も決められています。(ただし部活動の関係で一時的に特別許可が出る場合はあります)


心配されるお気持ちはよくわかります。
しかし、「かわいそうだから負担を軽くしてあげよう」という親心は、時と場合によっては子どものためにならないこともあるのではないでしょうか?

たしかに最初はとても大変でつらい思いをするでしょうが、時がたつにつれて、子どもたちはたくましく成長していきます。
心身共に大きく成長する中学生ですから、「足腰が鍛えられてよかったね。いい経験ができてよかったね」と親が子どもに言ってあげられれば、子どもも「そうか。今はつらいけど、がんばろう」という気持ちになると思います。

もちろん体力には個人差がありますから、あまりにも難しいということであれば、学校へ相談していただければいいと思います。


子どもたちが「つらいけどがんばる」という気持ちを持てるように、私たち保護者は見守っていきたいですね。